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第3章 あとがき 【いっといず】

 120bit 消えない花火 にていっといずの第3章が完結しました。
 今回の主役は言わずもがな、イクラさんとサモンさんですね。
 電子書籍をめぐる物語、お楽しみ頂けたでしょうか。
 

 さて、第3章のタイトルはIT IS WATER. でしたが、『WATER』という単語は、もちろんそう、『水』です。
 Ikuraグループに関連するサービスは、やたらと『水生生物』の名前を使っていたはず。その代表格は『くじらPay』でしょう。
 そして、水はその性質上、固体にも、液体にも、気体にも変化します。しかし、形は違えどそれらはすべて同じで、変わらないのです。

 以上を踏まえまして、第3章を命名しました。 
 ネーミングセンスが悪いとイクラさんに怒られないことを祈るばかり。

 また、第3章では『水』に関するキーワードが多く登場します。読者の皆さまも薄々気づいていたのではないでしょうか。
 『海』『魚』『波』『潜る』『溯る』……。
 実は、第3章の根幹を握る101bitの『淘汰』も水関連の用語です。
 それと、『水』用語に隠れて、『本』に関したキーワードもちらほらと登場しています。戦隊ストーリーが妄想されたり、アンデルセン童話の主人公に喩えたり、おとぎ話のシチュエーションがあったり、図書室や歌詞や夢物語も。

 すべてご紹介したいくらいなのですが、あとは皆さまの発見におまかせして。
 あ、おそらく誰も気づかないであろう小ネタをひとつだけバラします。109bitで登場する船が沈んだときの効果音。
 あれはなぜあの音なのか。 それは、糸さんが最初に驚いていた英単語に由来しており……(ってただのダジャレ!?)。

 ……さぁ、気を取り直して。120bitでは、謎の銀髪、雛乃さんの願いごとなどの不明点を残しつつ終わりました。
 それらの不明点と、最後に撮られた一枚の写真を胸に留めておきながら、第4章に進んで頂ければと思います!


 今後ともいっといずを宜しくお願いします! 

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