今作は体感70〜72点の作品である。
星5満点評価ならば、星3.5〜4ぐらいを付けると思う。ただ、星4ぐらいが妥当。
では、どうすればよかったのか解説する。
①読者が親近感湧く内容にすべき
②物語の導入をもっと考えるべき
③執筆速度と更新速度を速くすべきだった
①読者が親近感湧く内容にすべき
今作は、題材選びに失敗していた。
内容は悪くなかった。面白いの水準に達していたと考えられる。だが、『WEB小説家』というキーワードに惹かれる読者が少数であることを理解すべきだった。
そもそも論、小説家を主人公にした作品というのは、有名作家が書くべき題材だ。それにも関わらず、私は書いた。アマチュア足るアマチュアが書く意味を見い出せない。
もしも私が業界に精通する者ならば、佐倉海斗は新人賞を受賞したものの、ボロクソに貶されて筆を折った作家。黒羽皐月は「プロの商業作家（上の下）」で、白翼月姫は「彗星の如く現れた天才商業作家（上の上）」。
黒羽皐月と白翼月姫は同時期にデビューした作家で、二人はずっと比べられていた。
だからこそ、黒羽皐月は挫折を知り、「白翼月姫＝真正の天才」と戦うことを恐れていると考えてもよかったかもしれない。
だが、私が業界を知らないので、学園系統へと逃げてしまった。椎名志乃との出会いも屋上へラブレターで呼び出しではなく、サイン会で偶然出会った設定にしても良かったかも……。
と、色々と違う方向性が見受けられる。
ともあれ、業界人でもない私が書くのならば、素直に小説家以外の題材で挑むべきだった。今作は明らかに、私が書く意味がない。
余談だが……。
岡田斗司夫氏は「通る企画書」には……。
「企画の市場性」「著者適正」「意欲」
この三つが必要だと言っている。
詳しく知りたい方は、某動画サイトで検索してくれ。そして、この「著者適正」部分に、今作は該当しないと判断している。
②物語の導入をもっと考えるべき
物語の導入が弱い。弱すぎる。
今作の1〜3話までは、1話にまとめて投稿しても良かったのではないかと思えてくる。
テンポの良さはあるのだが、1話段階で読者に「面白い！」と思わせられたか疑問。
文字数が長いと言われたとしても、必ず1〜3話までまとめて投稿して、物語の方向性を伝えるべきだったなと。
んで。
もっと主人公の苦悩を書くべきだった。
主人公を苦しめて苦しめて苦しめて。
そして、椎名志乃を登場させるべきだね。
③ 執筆速度と更新速度を速くすべきだった
単純に執筆速度が遅かった。
1話投稿するのに、2〜7日かかった。
面白い話を書いてやる。
読者が絶対笑う作品にしてやる。
そう誓った結果、時間がかかりまくった。
12月7日〜20日までで、44425文字
途中で削除した√bを含むと、5万文字超え
流行病感染して一週間の休養
12月27〜30日まで18931文字
1月1日〜1月30日まで44975文字
2月1日〜2月19日まで36785文字
作品全体の文字数は約15万文字でした。
単純計算して、月単位で7万5000文字程度。
やっぱり私は7万5000〜9万文字を目安に書いた方が良さそうです。
—結論—
①〜③を改善する必要性がある。
自分の戦略は間違ってないと確信。
ただし、もう少しだけ調整する必要性アリ。
私の迷言を最後に書き記す。
『面白い小説を書くのは作家の仕事。面白い小説だと気付くのは読者の仕事。』
はよ、読者気付いてくれ。
私が面白い作家だと。
必ず名作をいつの日か書くからさ(￣▽￣)