カクヨムコン10始まって、一週間経過しましたねー。ランキングも出たみたいけど、エンジョイ勢なのでスルーする派です。
12月って忙しい時期でクリスマ〜年末年始に向けてどんどん余裕がなくなる時期だけど、コンテスト期間を最後までエンジョイし続けたい。書く私と、読む私に二分割できたらいいのに。
無理せずマイペースにやってますけど、やっぱり読んでもらえると嬉しい!!読んで!!(●´ϖ`●)
と、いうことで、わたしの参加作『蒼き嵐の黎明』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918761063 の自作語りしちゃいまーーーーす!!
わたし大好きスチームパンク!!
みんな大好きスチームパンク!!
スチームパンクって、ヴィクトリア朝イギリス風な世界観をイメージしがちだけど、『蒼き嵐の黎明』はそこまでヴィクトリアンにしようとは考えてなかったり(バッスルドレス素敵だけど、なんか違うんだよねー的な?)
よくも悪くも、もともと異世界ファンタジーって自由でいいじゃんって中世ヨーロッパとかに強くこだわらずに参考程度で世界観づくりしているので。
『愛する彼女を守るため、カレンは蒸気駆動の甲冑を身にまとう』
19世紀後半アメリカの架空の都市を部隊にしたスチームパンクSFのエリザベス・ベア著『スチーム・ガール』が好きなので、ヴィジュアルはそっちの影響をガッツリ受けててます。ググってもらうと、主人公カレンたちとスチームパンクのパワードスーツが描かれた書影が出てくるので、よかったらぜひ。(百合で海外小説なんで気軽にオススメできないのがつらい)
だけど、『蒼き嵐の黎明』のヒロイン、シェーラ・マークスの甲冑は『スチーム・ガール』のミシンではなくて、19世紀オーストラリアのケリー・ギャングの鎧と『サムライ7』のキクチヨを参考にしながら書きました。だって、ミシン、ちょっとサイズ的にデカすぎるんだもん。
って、ついついスチームパンク語りしちまったじゃないか(汗)
『蒼き嵐の黎明』は、スチームパンクファンタジーですけど、蒸気ではなくて灰気ガスです(おい!
魔石機械と呼ばれるスチームパンクなガジェットが、燃料の魔石を消費した際に排出されるの灰気ガスが蒸気代わりです(個人的に、スチームパンクには蒸気がセットだと思ってるんで、蒸気がない『いかカノ』はスチームパンク風)
シェーラが出会ったスウォンはこの魔石機械の研究者なんで、魔石機械とはなんぞやも作中で語られるので、お楽しみに!!
駄目だ。スチームパンク語り初めたら止まらなくなった。
ゴホンッ
前置き()はこのくらいにして、主人公たちの紹介をば。
シェーラ・マークス
国境近くの山間の集落のさらに外れにあるモルグで暮らす天涯孤独のエンバーマーの少女(二十歳)。
一言でいうなら、台風の目系ヒロインです。巻き込まれて始まった物語ですけど、彼女が周囲を振り回していきます。それも台風の目なので、「あたしなにかしちゃいました?」もなくて、彼女が気づかないうちに周りが大騒動になって終わっていたというタイプ。王都につくまでは熱帯低気圧ですが、それでもスウォンとロクロを振り回します。
したたかで機転が利いて決断も早い賢いヒロインですけど、そこは田舎育ち。ちょいちょいみせる迂闊なところに、スウォンは目を離せなくなります(言い方!!)
スウォン・クラウド
御三家の〈青〉のクラウド家の若き博士(二十七歳)
彼が所有する二つの異能の一つ〈錬金術《アルケミー》〉は、亡父から譲り受けたもので、生来の異能はおいおい。
都市国家であり国際学術研究都市のラーマで殺人の冤罪を着せられ、なりゆきで殺されたキッフェ博士の護衛の鬼人族のロクロ・タツミと逃亡しながら王都を目指している真っ最中。
叔父の王国の実権を握る〈青〉の当主クオン・クラウドに助けを求めれば、冤罪なんてどうとでもなったのに、叔父を頼りたくないのには事情があります(事情を知る人はみんなスウォンに同情的)
亡父シオン・クラウドが魔王封印の四英雄の一人ということもあって、背負わざる得なかった宿命もあったりと、育ちのよいボンボンでも苦労をしてます。
シェーラのことが初対面から気になってましたと告白する日は来るのか??!!(言い方ァ)
本人たちも知らない因果の邂逅を果たした二人と、ロクロの王都までの珍道中を、まずはお楽しみください!!
まだ読んでない人もぜひぜひ!!読み応えには自信あります!!