柳なつき さんの『人生短歌』へのコメントを纏めて。
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先生の結婚指輪が気持ち悪い
思ったあの日は遥か夕暮れ
を読んで受けた印象、感慨が濃く残った状態で、
「祝う」字をくちのへんから書き出してあなたに向かう本音を知る朝
を読んで、「本音」を「昏い嫉妬」と読みました。
そこから、「祝」と言う字を「くちのへんから書き出して」、を考えてみたところ……
①「口」→「儿」→「礻」
「口」と「儿」を更に分解して……
②「1」→「コ」→「ノ」→「し」→「ネ」
数字の「1」では意味が取れないな、と思い、アルファベットの「I」に。名前そのもの(「愛」、「藍」)とも、イニシャルとも……。
…「I コノシネ」
と。「自分が好意を寄せる“先生”の結婚相手(または“先生”自身。両者かも)への、表面的な祝辞の裏に隠れていた、自分自身でも気付か無かった呪詛の念」と読み解きました。