ろくなみの

幼馴染から、とある芸術祭への参加を誘われる主人公。 歌や舞、絵、獅子舞。様々なことで自分の気持ちを表現する祭り。 そんな世界をうらやましくも、怖さを覚える主人公。 参加しないと一…

しょくぶつさんのせかい、しってますか しょくぶつさんとかに、はだをくっつけたり、すると、なんだかふかいとんねるみたいなところに、いけるのです。 そこでいろいろなおとがきこえるんで…

僕は白い部屋にいた。 そこには一人の女の子がいて トカゲや金魚など、小さな生き物の死体を 淡々と運び続けていた。 僕は、彼女の手伝いをすることにした。

小さな島に、二つの木の芽が生えました。 二つの木は、すくすくと育ちました。 そして、彼らは、人々から。 神様と言われるようになりました。

その星に少年はたった一人でいた。 そんな彼のところに、不思議な機会が落ちてきた。 その機械は、奇妙な音を放っていた。 そして、少年は、その機械と友達になることにした。

ある寒い寒い、冬の夜。 お母さんと、お鍋を作る約束をしていた女の子。 けれどお母さんは帰ってきません。 女の子は、一人でお鍋を作ることにしました。

ある日、そのガラケーは持ち主に忘れられてしまった。 そんな携帯電話に、一匹の野良犬が、こういった。 「君は、自分以外になれるなら、何になりたい？」

人間社会につかれた彼女は ある時からとある廃校に引きこもり、植物を用いた芸術作品に没頭するようになった。 次第にそれはエスカレートしはじめ、やがて彼女はこう思うようになった。 人…

先輩が会社を辞めた。 鼻水はいつもずるずる出ていたし 自分のことを蔑ろにして、手柄を部下に譲ったり そのくせ上司からパワハラを受けてもヘラヘラしていたり さらにいつも少女趣味の絆…

これはとあるサラリーマンの話 8時47分にタイムカードを押すと、時間が6分巻き戻り、通勤途中の車の中へ主人公は戻ってしまう。 その車で流れるラジオでは、時間を戻すたびに毎回異なる…

学校をとある理由でさぼった私は、壁にひたすらペンキで落書きを続ける少女と出会う。 少女にも、私にもまた、そこへ逃げてきた目的があった。 「わたしね、せんせいのこと、きらいっていっ…

記憶を失った名前もわからない「僕」 彼は駅のロッカーの中から脱出すると、見覚えのない黒服から追われることになる。 彼が逃げた先に見つけたのは、彼の記憶の真実だった。

潔癖気味の保育士である私と 同じくきれい好きの園児の彼女 ある日、綺麗好きの園児は、靴をペンキでべたべたにしてやってきた。

バイト代を全て下ろし、街を思うがままに練り歩くことにした。 買ったことのない服を買い、買ったことのないＣＤを買い、食べたことのないものを食べ、やがて少年の行きつくところは

彼女と僕は不思議な関係だ。 彼女は定期的に僕の体の一部を摂取しなければならない。 だから体の皮膚の一部を与えることにした。 彼女に求められるのなら、それでいい。 僕はそれでいいん…

老人と少女は船に乗り、島へと向かう。 島は老人の故郷であった。 少女はついさっきまで死のうとしていた。 老人は島にきた目的は語らず、少女も死にたがった理由は話さない。 そんな二人…

戦争のために育てられた男。初の現場で男は不思議な少女と出会う。 少女は父親を探してると言った。

隣の席の山下さんは、いつも僕におかしな提案をしてくる。 今日のテーマはかけおちだ。 なんだろ、かけおちって。

出会いを目的に美人姉妹に出会う約束をした主人公 しかしそこに待っていたのは、極限状況と、それに見合わないほど冷静な二人だった。

無駄が嫌いな妹は、引きこもりで世間的に無駄な存在の兄を渋谷ハロウィンに連れ出した。 その理由は、人類の子孫繁栄のために、まずは手っ取り早く女を口説いてもらうためであると言うが・・・

誰よりもその人を尊敬していて でもそんなところで会うなんて考えてなくて ただただ、辛かった

少女の絵は確かに上手かった。 けれども少女の母は認めてくれない。 あなたの絵には何かが、足りないと ある日少女はクラスメイトの男子の描く絵を目にする。 それはとてもひどいものだ…

毎日レジ点検の際に出る決まったマイナスの金額 誰が抜いているのか 犯人は 誰にも見えない従業員だった

毎日老婆は、近所の城へと登る そこで毎日老婆は、認知症の老人と話すのが日課になっていた

クリスマスに恋人がいないことは、寂しいものだ。目が覚めたらサンタが彼女くらい持ってきてくれたら。 それが本当に、現実になった夢のような物語

姫というものは、昔から悪者に捕まり、そこをかっこいい王子様に助けてもらい、結婚する。そういうものだと姫は思っていた。 しかし現実はそこまで甘くない。あきれ返るほど平和な毎日に嫌気…

わざと骨折をし、入院をする羽目になった少年。同室患者は年の近い女の子であったが、彼女は一言も喋らない。 ただ、ある変わった手段でコミュニケーションをとることになった

ある少年は、ある同級生の男の子に恋をしていた。 しかし、突如彼は行方をくらます。 彼が消えたその日、少年は彼の『一部』を見つけてしまう。

僕のとなりにはいつもゴミ箱があった。 それは他の人には見ることはできない。 そこにいらないものを捨てられる。 私物を入れたら、あるべき場所に戻ってくれる。 そんなどこか不思議なゴ…

ある日カラスは、一人の少女の音楽を耳にする。その彼女の声から、彼は大きくて、暖かくて、やさしい何かを感じた。

ある日を境に口をきかなくなった小学生の男女二人。 そんな二人がある日雪山で遭難して、人ではない存在に出会います。

隠れてタバコを吸っていたのがバレた橘は、内気で真面目なクラスメイト、原田菜々子からタバコを返してもらうため、菜々子に指定された旧校舎で落ち合うことになる。 そこの音楽室で、二人の…

桃太郎には、頭に二つのこぶができた弟、こぶ郎がいました。 兄の桃太郎は、鬼の流行らした伝染病に倒れてしまいました。 こぶ郎は鬼を倒すことを決意し、立ち上がります。 しかしこぶ郎と…

365日、老婆は欠かさず嘘をつき続けた。毎日毎日違うことを、彼に面白半分で伝え続けた。毎日記憶を失う彼と、ささやかな交流を楽しむために。

母親に毎日死んでくるように言われ続けた娘は、雪に埋れて死ぬことを選んだ。 そんな彼女の邪魔をする、一人の少年と、静かな触れ合いが始まる。

白い部屋で、『世界のため』に監禁されている少女は、小さな窓から誰も見つけていない星を探すことにしました。 誰も見つけたことがない星には、自分の名前がつけられると知ったからです。 …

失明寸前の『私」としょっちゅうお見舞いに来る『僕』 今日は散歩をすることにした僕。今日も二人はたわいもないどうでもいい時間を過ごす。