https://kakuyomu.jp/works/1177354054889586337/episodes/1177354054891164881 零士は、自分を助けてくれた民間軍事会社ヴァルハラの隊員有香から、自分の父親が外務省の情報局員で、北朝鮮がポーランド国内にいる核開発技術者の引き抜きを阻止した事から、北朝鮮が金で雇ったロシアマフィア、ホテルクレムリンによって襲撃を受けた事を知る。
そして有香達によって襲撃を阻止されたホテルクレムリンは、次なる一手を打つべく策謀を巡らせるのだった。
登場人物紹介。
霧島零士(きりしま.れいじ)15歳。本作の主人公。父親の仕事の都合から家族でポーランドに渡る。この頃は、まだ活発な少年。
染井有香(そめい.ゆうか)18歳。民間軍事会社ヴァルハラの正規隊員。若いが精鋭のセイバー隊の隊長を務めている。他の隊員からの信頼も厚い。ゲンいわく、怒ると非常に怖いらしい。
源啓一(みなもと.けいいち)30歳。有香と同じセイバー隊隊員。口は軽いが腕は確かな人物。
ハンス。ドイツ人28歳。セイバー隊隊員。無口だが、卓越した運転技術の持ち主。
ボリス。ロシア人58歳。モスクワに本拠を置くマフィア、ホテルクレムリンのトップ。気は短いが、部下達からの信頼は厚い人物。
エゴール。ロシア人55歳。ホテルクレムリンの古参幹部。上下から信頼されており、人脈も広い。
ヴァレリー。ロシア人27歳。元ロシア内務省特殊部隊、スペッツナズの隊員。ポーランドではギャング集団スヴェーリ(野獣)を束ねる。粗暴だが仲間達からは慕われている。