皆様のお言葉に支えられ、何とか第二部 青年藩主編を終える事が出来ました。
思っていたより長くなり45話にまでなってしまいました。
お付き合いいただきました皆様へ感謝申し上げます。
少しの間、充電期間を戴きまして、最終章 紀州藩主編に突入します。
それまでの間と言っては何ですが、第3回角川武蔵野文学賞に応募する短編を掲載しました。
よろしければお読みいただけますと幸いです。
この短編は東京の八王子市に所縁のある八王子千人同心をテーマにしております。
『吉宗のさくら』とさほど時代も離れていない江戸時代のお話。
千人同心は、かの有名な新選組、その中でも中心人物であった近藤勇、土方歳三、沖田総司といった面々が使っていた天然理心流を学んでいました。
中でも天然理心流の近藤勇は四代目宗家なのです。
この近藤家は千人同心の株を持っていたという説もあります。
この近藤家の二代目にあたる坂本三助が養子となり、多摩の地にて道場を開きます。
元々、出稽古などで多摩の地に根付いていましたが、二代目以降、深く根を張るようになりました。
このような歴史の流れを感じるところが面白いと感じてテーマにしてみました。
短いお話なので、暇なときにでも眺めてみてください。