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「参考書に載っていない~」読者向け、プロ作家へのステップ

私自身これを書いている時点でプロではありません。
ですが、私のエッセイを参考にしてくださった方でプロを目指す人もいると思います。
書いた責任もありますので、短くですがプロ作家としてのステップアップを解説しようと思います。
ここでいうプロ作家とは、出版公募でデビューを目指す人やカクヨムなどで広告収入を得ようとする人や、同人活動を考えている人を含めます。

・読者の需要を考える
趣味の範囲内でなら、自分の好きなことを書けば何ら問題ありません。
ですが、商品として世に出そうとするならば話がかなり違ってきます。

読者が求めるものを書かなければ売れません。
当たり前の話ですが、あなたが店頭やカクヨムに来たとき、読みたい本を手に取りますよね?

流行を考える必要があります。
でも、流行りは水物です。あっという間に変わっていきます。
突発的な流行(例えば、リゼロのレムが人気だから青髪メイドが流行ってるなど)ではなく、
長期的に流行っているもの(異世界転生・成り上がり・無双・ハーレムなど)を書かなければ、誰も興味を引いてくれません。
突発的な流行では、かきあげたとき飽きられている可能性が高いので、危ないです。

競争相手のたくさんいるジャンルなんてハードル高いと思う人もいるでしょう。
でも、
そもそも流行っているジャンルでないと、手にとってもらうことなんてまずありえません。
書店に来たときのことを思い浮かべてもらうと分かりやすいですが、
平積みされているのは流行り物すなわち、売れているジャンルです。
ニッチ過ぎるジャンルは良くて棚、悪くて在庫、最悪入荷してません。

「なろう系は嫌われる。でも売れているのは、なろう系」売れているのだから仕方ありません。

・個性を出す
大いに矛盾している、永遠の命題です。
流行を取り入れて、しかも個性を出すのです。簡単ではありません。
たくさんの参考書を検索してきて、自分なりの答えをいうならば
流行8:個性2の割合になります。
テンプレートの中に、ほんの少しスパイスを入れる感じで個性を出します。

・テンプレートを基本にする
「なろう系」と言われる売れてるジャンルは、テンプレートがあります。
検索するとちゃんと出てきますので、それに則ってまずは書いてください。
このテンプレートが気に入らない、どうしても生理的に無理な場合は、
ラノベを諦めて文芸(大衆小説)で勝負しましょう。
公募先もラノベ系はやめてください。文芸向け公募もちゃんとあります

・最後に
売ること、すなわちマーケティングを考える場合、我を全面に出しては売れません。
自分ブランドに需要が出来るのは、ヒット作を出し続けてからです。
一回や二回のヒットで我を出して書いた小説は、大抵失敗してます。
「あれ? なんか違う」と思われたら、読者は消えます。
趣味執筆と商業執筆の違いは、ここにあると思います。

「参考書に載ってない~」では、主に執筆初歩に焦点を当てています。
ある程度うまくなってきた読者の皆さんには
情報が不足してしまったと思います。
申し訳ありません
ですので補足として、プロ作家を目指す人向けのアドバイスを書き足しました。

なお、ここに書かれていることは、すべて参考書を検索もしくは購入すれば載っています。
「流行りを書け」
なんてある種むちゃな解説が多いため、少し噛み砕いて解説してみました。
(引用先は、多岐にわたるため割愛します)

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