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あるオッサンの回顧録『あとがきと云う名の怪文書』

拙作『あるオッサンの回顧録~自称吸血鬼の女の子に火を貸したら、お礼に鉄パイプを貰ったのだが~』お読み頂き、ありがとうございます。

この作品は、現在AmazonKindleで出している電子書籍『盤根錯節のキュイジーヌ』の外伝です。主要キャラクターの一人、宇陀 帯刀(うだ たてわき)の少年時代を描いたエピソードです。

90年代後半から00年代、と微妙に曖昧なのは現在進行している『盤根錯節のキュイジーヌ』の舞台がざっくり2017年~2020年ぐらい故。しかしあの辺、技術も文化も暮らしている本人(キッズ湊)さえ自覚出来るレベルでめまぐるしく変わっていたので曖昧にするべきじゃないような気がします(今更)。特にネットワーク関係。ダイヤルアップ接続→ADSL→光と毎年変わっていた。いや、ADSLから光はちょっと間が空いたかな。インターネットという謎空間が現実に出現し、おっかなびっくりキーボードを叩いていた。そんな時代です。

ちなみにあるオッサンの回顧録、実は遙か昔にスニーカー文庫に投稿した作品が元になっております。まだマージナルワールドで講談社BOXからデビューする前。確か三日か五日ほどで書き上げた。最短記録。普通に落ちて受賞は出来なかったのですが、そこで出てきた設定はマージナルワールドやキュイジーヌで生きております。

宇陀 帯刀がスニーカー文庫に出して撃沈した物語の主人公が成長した姿、というのはキュイジーヌを書き始めた頃にくっつけたお遊びだったのですが、それを作中で語っている割にどんな物語か詳細を把握しているのは作者のみというのはあまりにも不親切、そういう訳で時期を見て何処かで発表しようと思っていました。どうせならそのままではなくリメイクして。

そんなところから始まったのが、この『あるオッサンの回顧録』です。
しかしリメイクとはいえ、主要キャラクターで残っているのは主人公と天華、〈三角定規〉の三人だけ。ストーリーは大筋を除いて完全に新規。リメイクだし、当初は一ヶ月くらいで出来るだろうと思っていたのですが、気が付けば一年が過ぎておりました。お待たせして(し過ぎて)申し訳ありません。

紆余曲折行き当たりばったり一年近く続いた連載も、無事このエピローグで完結しました。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。


皆様のおかげで最後まで走り抜ける事が出来ました。
重ね重ね、御礼申し上げます。





あるオッサンの回顧録~自称吸血鬼の女の子に火を貸したら、お礼に鉄パイプを貰ったのだが~
https://kakuyomu.jp/works/16817330657964447953

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