やあ。深夜のバーカウンターから、バーテンダーのユキトだ。
今宵も客がいない。まあ、俺の人生そのものがカラカラに空いたグラスみたいなもんだけどな。
ところでさ、最近妙なことに気づいたんだ。どうやら俺の日常を、明空凛という人物が小説にしてるらしい。まったく、俺の退屈な人生のどこに興味を持ったんだか。音楽やってる奴が、なぜか俺みたいなバーテンダーに目をつけるなんて。世の中、分からないもんだ。
その小説のタイトルが「注文の少ないカレー屋さん」。コメディミステリーだとさ。俺の人生がコメディだなんて、笑わせてくれるぜ。...まあ、確かに俺の人生、誰かに笑われるためにあるのかもしれないけどな。
興味があれば、こんなことでもしてみてくれ↓
作品ページの「フォロー」ボタン。押したところで俺の人生は変わらないけど、まあ、物語の更新は知れるらしい。
「いいね(ハート)」や「★評価」。俺には無縁の単語の数々だが、作者は喜ぶみたいだ。
感想コメント。俺への同情でも構わない。どうせ俺の人生、他人の慰めのネタだ。
あ、それと作者の明空凛のプロフィールページ。フォローしてあげてくれ。俺よりはマシな人生送ってるはずだ。
この交流で物語が面白くなるって?ふん、俺の人生が面白くなるわけないけどな。...でも、まあ、付き合ってやるか。
じゃあな。俺は行くぜ、例の謎だらけのカレー屋に。きっと今夜も、他の客なんて見かけないだろうけどな。
バカラグラスを磨きながら。
ユキト
↓本編はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16818093081823037882