6月29日23時30分を持って、
カクヨムけもフレ二次創作界隈において御三家とも呼ばれた大作、
その全てが物語の終わりを迎えた。
ヒトの輝きとフレンズ達の絆を描き上げた
大上氏の『「けもの」の本能』
ヒトとフレンズの愛と恋を語った
気分屋氏の『猫の子』『親猫』
フレンズを支えたヒトの意思を紡いだ
甘味しゃど氏の『First_code.』
そのどれもが輝きに満ちた本当に素晴らしい作品だった。
この物語達の終わりにリアルタイムで立ち会えたことを、一創作者として誇りに思います。
でも、本当のことを言うと、いつまでも続いて欲しかった。
確かに、この素晴らしい物語達はこれからも語り継がれていくことでしょう。三者三様の世界の中で、それぞれのキャラクター達が駆け抜けた軌跡は電子の海の中で保存され続けて、いつだって読み返し、何度でも感動を味わうことができるのでしょう。
でも。
描き出される物語の続きを楽しみにして、
投稿された最新話を読んで、それぞれの世界に浸って、
読み終わったら思いのままに感想を書いて、
そのコメに返信が来るのにドキドキして、
時には、感動のままに描いたファンアートを贈って、
そして、それを喜んでもらえた時にこっちまで嬉しくなった――――
そんな眩しく輝いていた、あの時間はもうやってこない。
だから、どうしても寂しく思ってしまう。
いつもの様に続きを求めてしまう。
でも、終わらない物語はないから。
描き上げた世界にきちんと幕を引くのが創作者の最大の務めだから。
故に、「アンコール!!」と叫びたい衝動を飲み込んで、
輝きに満ち溢れた物語を見せてくださったことへの感謝と
作品へ費やした果てしない努力への労いを込めて
そして、いつの日か同じ地平に立つことを夢見て。
三人方に、この言葉を贈ります。
「お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!!」