流星とデメテル、フォルがレーアに会う前に、神様の街を散策しています。これはその時のとある一場面のお話。
◇◇◇
神さまの街を散策する流星たち。街には様々な店があった。スーパーみたいに食料品を扱ってるお店、洋服屋、あれは髪飾りを扱ってるお店かな?たくさんの(たぶん)女神さまたちが群がっている。 天使さまたちが元気よく、通りを歩く神さまたちに呼び声をしていた。
デメテルやフォルが街の様子を色々と説明してくれるので、とてもありがたいな。ふと、デメテルが1軒の店の前で立ち止まった。どうやらお肉屋さんのようだ。精肉とは別に、串に刺して焼いた肉も売っていた。焼き鳥よりもかなり大ぶりの肉が美味しそうに焼けており、良い香りが食欲をそそった。
「ウリエル~!いるかしら?串焼き20本頂ける?」
デメテルが買うようだ。でも、さっき朝ごはん食べたばかりなんだけどな……。
「おう!デメテルちゃんじゃねーか!ここ2週間ばかし、顔見なかったけど、どうしてたんだい?」
「あら、おじさん!おはようございます。ちょっと、仕事が忙しくて……」
そんなに忙しかったの?隣にいるフォルに聞いてみる。
「あぁ、いや、それはたぶん、流星の魂や体を復元してた時のことじゃないか?」
「そうなんだ!事故にあってすぐ天界で目が覚めたとばかり思ってたけど、そんなに長い間、デメテルが治してくれてたんだね」
初めて聞いたその事実。デメテルには改めて感謝をしないといけないな。
「そういえば、ウリエルは今日、いないんですか?」
「あぁ、あの子は先週から『天使長』になるための試験を受けに行ってるよ。今日あたり帰ってくるはずなんだけどな」
「あら、もうそんな時期だったのね。ウリエルも頑張ってるわね」
お肉屋さんの天使のおじさんと、その後も世間話に花を咲かせるデメテル。フォルは先程、仕事仲間の神さまから通信が入ったらしく、何事か話している。
神さまの街って日本の街とあまり変わらないな。建物やなんかは全然、違うけど、温かみがあるっていうのかな。活気があってみんな笑顔で楽しそうだ。 そんなことを思っていると、目の前に急に女の子が落ちてきた。羽根がある!?まさか空から落ちてきたの!?
「いたたたた……」
女の子が痛そうに腰をさすってる。
『親方ぁ!空から女の子がっ!』
心の中でそう叫び、一人でラピュタごっこを楽しんでから、落ちてきた女の子に声を掛けた。
「大丈夫?どこか怪我してない?気が付かなくて受け止められなくてごめんね」
いきなり 声を掛けられて驚いたのか、焦りながら立ち上がる彼女。お尻に付いた土を恥ずかしそうにパタパタと払いはじめた。
「私の方こそ、ごめんなさい。あなたに当たらなくて良かったわ。飛んでる時に疲れて途中で眠っちゃって……気がついたら落ちてたの」
逆によくそれで大丈夫だったね!?
「そ、そうなんだ。お互い怪我がなくて良かったよね。あ、髪の毛に土がついてるよ」
払ってあげようとして、ふいに重なる視線。僕は、彼女の瞳から目が離せなかった。片方は僕と同じで黒。でも、もう片方は……なんて綺麗な瞳なんだろう。デメテルと同じでブルーだけど、もっと深い青だ。こういうのって藍色っていうのかな?
「君の瞳って……」
「ごめんなさい。私って変でしょ?瞳の色が左右で違うの……」
悲しそうな表情で俯く彼女。
「ううん!全然、そんなことないよ?」
「え?」
「とっても綺麗だと思うよ?それって確か、オッド・アイって言うんだよね。その瞳の色って藍色だと思うけど、すごく神秘的で素敵だな。ちっとも、変なんかじゃないよ?」
彼女はしばし固まっていると、頬を染めて恥ずかしそうに目を逸らした。
「そ、そんなこと言われたの初めてよ……あなたって変な人ね」
「えー?そう?そうかな……そうかも?」
「なによそれ。ほんと変な人ね?」
僕たちは顔を見合わせ、声を出して笑った。彼女の笑顔はなんだか皆を幸せにするような、そんな癒されるような不思議な魅力があった。
「あ!ごめんなさい。私ったら、名乗りもしないで……私、ウリエルっていうの。あなたは?」
「僕は、流星だよ。天井流星」
「流星……変わってるけど、素敵な名前ね!」
「ありがとう。僕のことは流星でいいよ」
「分かったわ。私のこともウリエルって呼んでね?」
そう話す彼女は、なんだかとても嬉しそうに見えた。
「ねぇ、羽根がちょっと汚れてるよ?さっき落ちた時かな」
「あら、ほんと?ありがとう。気が付かなかったわ」
すると彼女は、背中の羽根を二、三度大きく羽ばたかせて、付いた砂埃を払う。すっかり綺麗になった羽根は光沢があり、まるでシルクのような美しさだった。その艶やかな純白の羽根は、彼女の魅力を最大限に引き出していた。ずっと見ていたいな。ボクはいつの間にか彼女に魅了され惹き付けられていた。
ウリエルの清く神々しささえ感じられるその姿に、僕はすっかり目を奪われてしまっていた。背後から迫りくる2つの凄まじいオーラに気付くことなく、彼女を見つめ続けるのだった……。
次回予告
『流星争奪に緊急参戦!?天使VS女神連合~僕のために争わないで~』
◇◇◇
はい、いかがでしたでしょうか?
こんなものをこんな時間に書いてしまいました(笑)
明日は月曜日、働く日~と思ったら、現実逃避をしてしまい、
思いつくままに書いてしまいました(^^;)
ちなみに「ギャル女神」本編とは関係ありません。
パラレルワールドと思って下さい(笑)
少しでもお楽しみいただけたのなら、幸いです(*^^)v
きちんとしたものは、また土曜日目指して作りまーす!
明日から仕事の皆様方、私と一緒に頑張りましょう(^^)/