公式が面白そうなことをしているので、休載期間中にやってみた。
ということで、プロットを組む段階からきちんと意識してメモを取りながら書いている作品から始める。
「連載済み、連載中の作品のプロットを使ってはいけない」とは書いてなかったので、現在制作中の物を使う。
ところで、“両コンテスト”参加って高校生限定って意味じゃないよね…念のため。
「小さな祈りと魔法の世界」
一番やりたいこと…読んだ中高生を「ちりょくのこんぼう」で殴り倒そう(比喩)
以下、作成日記
思考や注釈は’’や**でくくって地の文と混じらないように努力する所存。
「そうだ、ジュブナイルを書こう。」
ジュブナイルそれは原点にして私に残された最後のフロンティア。
書き切るには筆力が足らなく、ずっと避けていた場所。
今なら書ける気がする。そうだジュブナイルを書こう。
1.
まずは、簡単な設定だけど、筆力を試すという意味もあるのでベタベタな王道
物にしよう。ボーイミーツガールっぽいのにしよう。(逆も可)
説明が面倒になるのと、現実ではできないことを実行させるために剣と魔法の
世界にしよう。今回はちゃんと人に評価してもらう物にしよう。
どこが間違っているか検証するために思考過程もきちんと残しておこう。
これはこれで何かの役に立つかもしれない。
*ここまで数分*
2.
で、一晩明けた現在に至る。
知識が力になるという世界にしたい。失われた古代文明を出したい。
そうだ、前期中世ヨーロッパっぽくしよう。いわゆる暗黒時代の空気にしよう。
識字率(学力換算で小学6年生程度)を4割くらいにして少数派にしようか。
となると、読み書きが魔法と関係すれば面白いな。
生まれや才能で能力が決まらず、特定の手順を踏めば誰でもある程度は使える
いわゆる「魔道」にした方が良いな。(手順を早くクリアするのは努力と才能)
世界はざっくり決まった。次は人物。
3.
主人公はとりあえず男の子にして、他に魅力的なキャラクターを配置しよう。
年齢はターゲットと同じくらいにして高学年~高校生くらいだな。
……となると男の子じゃないほうが面白いかもしえない。まあ、保留。
「魔道」の設定を活かすために知的なキャラを配置する。
主人公の幼馴染で、没落貴族か商家の子にする。すると、対比のために主人公を
パワーキャラにした方が面白いな。力と知識があれば問題解決が早くて簡単だし。
だとしたら、主人公が男の子のままだとひねりがない。でも、保留で。
ライバルは今のところ必要ないので保留で。追加コンテンツでいいや。
サブキャラが欲しい。1~3人くらい。
弓か銃の遠距離職が欲しい。ネタがないので別の短編から流用で1人。
主人公の師匠かパトロン的存在が必要。このままだと旅に出ない。
魔法学校か職業学校の校長的な人か職人的な老人だと書きやすいかな。
最後はライバルか嫌な奴かビアンカorフローラの選ばれなかった方の人くらい。
主人公PTの誰かと対立すれば、動かしやすそう。まあ、保留で。
4.
土地関係は半径20マイルくらいにする。
地名
自由貿易都市「ゾンネンシャフト」 魚、海運、保険等 スタート地点
交易都市「エピルージュ」 塩 東にある
難所 「ウェイクアップダウンヒルズ」 学校 北にある
武器の街 「アンテパラテカサス」(仮) 刀、焼き物 北西にある
*ここであきてしばらく時間が空く*
5.
折角なのでハイ・ファンタジー風味にして魔法を使う手順や関所、お金や
単位をそろえずにめんどくさくする。
暦は旧暦を使用して、年360日にする。
主人公(仮)は成人の儀式を済ませていないため、荷役や港湾労働をしても
半分の割り当て、半分の賃金で、成人用のエールは無し。
通貨は 上流階級用貨幣 「リンギット」 「クラウン」
首都通貨 「CAPS」(キャピタルシティ銀貨) ダカット(銅貨)
この辺の通貨 「クローネ」 「カペイカ」 「フローリン」など
*ここで設定に大分疲れる*
6.ここから本日分
中世と書いたけど、古代ローマ帝国が滅びずに多神教の世界がそのまま残ってるから厳密にいうと近代に近いくらいになって、スチームパンクの蒸気機関の代わりに魔法で動く何かが入るから前近代~近代の方が正しいのか……。
じゃあ、それで。
で、地球を小さくしよう。欧州、アフリカ帝国と中原の帝国と東南アジア、オセアニアの3地域を主体にして南北アメリカ大陸消去で。
東西の両帝国の大航海時代がほぼ同時に起こり、米ソの宇宙開発競争みたいにオーストラリア相当の場所にほぼ同時にたどり着いたことにしよう。(使わない設定)
公用語は地域性を残しながら英語っぽい言語にしよう。(多言語は流石にわからんし)
異世界の言語をこっちに翻訳した結果、英語っぽくなったということで1つ。
7.
だいたいいけそうな感じがしてきたからそろそろ本文に別枠で入るか。
書き出しはこんな感じかな
「力持ちの男の子と古い商家の女の子が……」いや、性別逆の方が面白いな。
「力持ちの女の子と古い商家の男の子が……」こっちだな。
「昼までは働いて、昼からは職業学校に通い」こんな感じで進めよう。
「夜は祈るのです。」(なんとなくで書いたけど、我々の生活が電気なしでは営めないように祈ることでマナを貯めることで魔法を使えるようにしよう)
あと、非力を頭脳で補う方が面白いし。
*ここまで提出済み*
8.
見直してみると、このままでは人類は12進法を採用しないのでテコ入れする。
1年につき2時間、12年に1回閏年を入れる。これを1まわりとする。
ゼロへの禁忌がなかったので数学は比較的早くに発達した。
年齢設定もこれでうまくいく。
「生まれてから1まわり経った人は次の1まわりまでに成人の儀式を済ませ」
12~24の間に主に、教育、成人、兵役、巡礼(可能なら結婚も)などを終わらせる。
ペナルティは時代によって変わるので後付する。
地方の行政官(寺の人別帖のような物を管理する人)に1まわりが経過(成人可能な年齢になったこと)を伝えに行く旅くらいからスタートさせよう。旅の目的も出来た。
年齢設定もできたため、ターゲット層も改めて、おおまかにしぼれた。
9.
魔法について少しつめる。
「”充分に発達した魔法は科学と見分けがつかない” サーク・シク・ラー」
出来ることと出来ないことがある。厳密かつ読者にとっては謎のルールで運用されている。
欧州帝国(仮)発祥の精霊魔術系列と中原帝国(仮)発祥の五行術系列の2つがよく知られている。
また、光陰術と陰陽術の等価性などが独立発見、再発見されており、魔術と五行術の本質的な同一性に関する理論――通称「統一理論」などが発表され始めている。
魔法と密接な関係にある曜日は東西で同じではない。
中原帝国では木火土金水の並びになり週の頭は木曜日である。
欧州帝国では火土水風祈の並びになり週の頭は火曜日である。
木と祈を入れ替えれば実務上に大きな不都合がないため、緩衝地帯では併記暦が使われる。
(精霊暦”水曜日”と中原暦”水曜日”となるため、滅多に間違えない)
((設定上に忠実に表記するとaquastagと三碧友引くらい違う))
祈曜日は祈ってマナを貯め、体を休め、魔法を使わない質素な暮らしが推奨される。
一説によるとこの日に科学は発達していったらしい。
10.
欧州帝国と中原帝国には宗教的な対立はない。
しかし、このままでは緩衝地帯が存在せずに大変なことになりそうなので第三勢力を作る。
アフリカ東部~インド~中東&スタン地帯あたりに諸王国連合を作る。
欧州帝国、めんどくさいので以下の略称は「西帝国」と中原帝国「東帝国」で。
現在のウクライナ、ベラルーシあたりの東あたりで西帝国、東帝国、王国連合が顔を合わせている。
西帝国はアフリカ北西部くらいまでに領土縮小。中原帝国は東南アジア、オセアニア地域以下「海洋国家」(単一ではない)との交易で国力を高め、バランスをとる。