零

悩みごとを抱えた俺はいつもは行かない占い師の元を訪ねた

緑を渡った鳥は、赤を渡って帰りくる。古き友の先触れとして。

南の森にすむ彼に北の森にすむ友から便りが届く。

その光はいくつもの星を経てただひとつと巡り合う

ある日、私の元へ届いた友人からのメール。それは、私の古い痛みを呼び起こした。

私はずっと捨ててきた。 捨ててきたものが何であったのか、思い出せないほど、長く、そして、多くを。

お客様にご紹介した部屋にはとある条件があって…

私は一つ以外のすべての記憶を失っていた。私の前に現れた、少年とも少女ともつかないものは、一体。

記憶をなくした僕はどこか分からない場所で正体不明の少年に出会う。

空白を抱くものから

特別な力を持つ私。その謎を知っているのは、

自分が不運だと思っていた私の世界は、ある日一変する。

「天声」のスピンオフ作品。天声の舞台よりも少し前の出来事です。これだけでも読めるように書いていますが、合わせてお読みいただけたら嬉しいです。

私と不思議な少年の夢の中での出会い

揺らぐ空を見上げるものから、あなたへ

秤の聖女から、あなたへ

青を纏う旅人からあなたへ

ｿｫｰ |ω・`)ｺｿ

黎明の王からあなたへ

彼女と彼女からあなたへ届く手紙

小さな幸いの中のあなたへ

秘密の花園の住人からあなたへ

祝杯をかかげるものたちからあなたへ

静かなる均衡を保つものからあなたへ

深い愛情を胸に秘めた騎士からの手紙

虚ろなる瞳を持つものと大鎌の騎士より愛をこめて

多くの刃を所持するものから、あなたへ

星を戴くものからあなたへ

人間界で結婚に失敗した私は、導かれた龍界で生きなおすことを決意した。龍界では新しい龍が大人になれないという現象が起きていて、それを解決しようとする龍、サイモンと共に協力者と出会っ…

時は鎌倉。戦乱が収まったのちの束の間の平和の中、新たな危機は静かに近づいていた。人から人へ、物を届けることを生業にしているちあやはやがて新たな戦乱に巻き込まれていく。

マナは祖母の不思議な話から自分の世界を広げていく。

怪我がもとで夢を諦めなければならなくなったカケルの元に謎の男が現れる。そこから運命は動き始める。

九郎義経と静御前の一夜。

僕はゲームのしすぎを親に怒られてゲーム機を取り上げられてしまった。そのことは哀しかったし、理不尽とも思ったけれど、そのことをきっかけにして、僕は忘れていたことを思い出す。

社会人の朔は日々の生活に不満を覚えていた。それでも耐えていたけれど、その不満は爆発する。彼の声に応えたのは魔王と名乗る、謎の男だった。

人と人との争いの中、死にかけていた私は一人の女性に助けられた。長くはなかったけれど、彼女と過ごした幸せな日々。その先で私は静かに眠りの時を待つ。

時は平安。貴族の姫優雨は舞い込んだ出仕の話を嫌い、家を出る。その先で一人の男に出会い、謎の事件に巻き込まれていく。

ミオとミネは双子の姉弟だった。しかし、ミオは生まれた時からミネのことが大嫌いで、とにかくミネを避けて生きて来た。ミネの方は、ミオのことを嫌っている様子も無く、むしろ姉を慕っている…

　周りの子供達と少し違う、何かに特に秀でた所のある子供達は日常で迷子になっていた。 　バンリとアヤカは突出して、頭が良く、学校の授業が退屈になり、まともに参加していなかった。 　…

僕が遠足の日に迷い込んだ夢のような不思議な世界のお話

ある日突然子供たちの目の前に現れた、自分たちにしか見えない赤子。 子供たちはその赤子を育てようとするが…

孤高の虎と群れ主である獅子の小さな心の交流

今より少し前の時代、密かに書生に想いを寄せる、女学生の恋の行方は。

大学生のカズユキがみつけた親友タケトのノート。そのノートには思いもかけないことが書いてあった。

理不尽なことばかりの世の中で私が身に着けたことがある。 それは身を護るためであり、ひそかに考えていることがあるからであり。

何かに気づくと、何かが変わる、ということに気づいた私が、気づいてしまった気づいてはいけないこと。

僕は彼女の画が好きだ。 その工程も、完成したものも、そのモチーフも。 そして、彼女の笑顔も。 それは、古来、

夜の散歩をしていた私は見た事のない男に出会う。

僕は彼女と食事をしている。 僕は素材の味が好きで、彼女は混ぜて食べるのが好きだ。 合わないのかなと思うけれど、何故かわかれるということに前向きになれない。

仕事のミスで落ち込んでいる私は、ベランダで熊のぬいぐるみと出会った。