微かに、香りがする。
そういう、ものなの?
カトリックとは違う慰霊のカタチ。違う文化。
私は、香の匂いに誘われていく。
知っている。
甘く、儚い香り。
この香りをもつ花の名前を知っている。
――桜。
ええ。日本の、有名な花だわ。
でも。どうして?
私は?
意識の半分が幽玄の世界へと導かれた状態で。
墓標に視線をおとす。
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相羽です。
連載をしておりました、長編小説、
『少女輪廻協奏曲 ノギクとヴェドラナの愛』
本日(29日)は、
「裏エピローグ」&「裏・裏エピローグ」
を更新です。
ノギクという「主人公」の正体と。
喪われた「たましい」に対する祈りについて。
これにて完結となります。
改稿前に商業の賞に送ったところは前回更新分までで(こちらを「表エピローグ」と呼称)、本日更新箇所は投稿時はカットした「裏エピローグ」部分ですね。今回は公開しちゃいます~。
投稿前に色々読んで頂いていた友人にも見せてない、エエッ、そういう話だったの、的な部分ですw
とりあえず、また一つ物語作品を完結までリリースできて、今は少しホっとしておりますヨ……。
お読み頂いて、ありがとうございました! 感想とか聞かせてね~。
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●『少女輪廻協奏曲 ノギクとヴェドラナの愛』/カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887332558 「応援する」「コメント」「フォロー」などなどもしてやって頂けたらたいへん喜びます~。