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【リアル料亭・ガチ仲居】令和私小説第8位御礼!

創業は明治初期。
伊藤博文も通ったという老舗料亭で
仲居の仕事をしていました。

あなたの知らない料亭の世界。
https://kakuyomu.jp/works/16817330652473783188

カクヨムコン短編・令和私小説部門で第8位になりました。
応援して下さったたくさんの読者様に
心から御礼申し上げます。

仲居は髪型も夜会巻きオンリーです。
パーマもかけてはいけません。ピアスは論外。
もっと言うなら眼鏡もNG。
着物に眼鏡は似合わないという、女将さんの鶴の一声。

ただし老眼だけは許される。
見えないんだから、しないとね。

夜会巻きは髪に多めのオイルを塗り、
櫛で平べったく整えながら結いあげて、『面』の美しさを強調します。
髷を結ったお相撲さんと一緒です。

うなじをきれいに見せるため、髪をギューッとギューッと
上に上に引き上げながら巻くんです。
パーマをかけると、いくら巻いても、うなじにアホ毛が出ますから。
かなりみっともないですよ。

前髪も斜めに流すか、額を出してアップにするかの
二択です。
前髪があると無意識に触ってしまうからです。
不潔ですよね。

毛先を紫や赤にカラーリングしたアルバイトの子達の中には、
黒髪に染め直したりせず、
頭にネットを被せ、黒髪のカツラで夜会巻きをしてました。
そこまでやるならアッパレな心意気。

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