「乙女の海上護衛戦記」をご一読された皆様へ、まずはお読みいただきましてありがとうございます。掲載開始から僅かな間にフォローや応援コメントなどをいただき、自分としては非常に驚き、かつ嬉しく思っております。読者の皆様には感謝しかございません。
今回は本作について、2点ほどお伝えすべきと考えたことがありましたのでこちらに書かせていただきます。
①掲載につきまして
まず、わたくしはとんでもなく遅筆な人間です。そもそも小説なんてものを書くのがはじめてですし、資料の収集や設定の考察――という名目の妄想――にかまけて執筆にそれほど時間を割いておりません(そういう作業が好きなのです)。
また執筆自体のペースが非常に遅く、1日かけてノート1ページ分すら完成しないなんてことも日常茶飯事です。現在までに掲載した分だけで1年以上を費やしていますし、執筆を思い立ってプロットの作り方などを調べ始めた時期も含めれば2年ほど時間をかけています。
ですので、本作の更新はそこまで頻繁に行えません。運がよければ2月に1回、エピソードを公開できる程度が限界です。その点をまずはご理解ください。
②修正につきまして
作品概要の注意書きにも明記したように、公開済みのエピソードを予告なく修正する場合があります(というか、すでに何度か行いました)。誤字脱字や描写の変更など微細なものが主ですが、設定の見直しなどを伴う大規模な修正を行うこともありえます。本作は架空の世界を舞台にしてはいますが、設定面についてはなるだけ現実、より正確にいえば想定している時代・地域に即した『リアル』なものにしていきたいと考えているからです。
ぶっちゃけて言えば『ミリオタの拘り』でしかないのですが、そういうコンセプトでつくろうと思い立ったのが本作です。一定程度で妥協することはあるかもしれませんが、少なくともその目標から大きく逸脱するつもりはありませんのでご了承ねがいます。
以上2点について把握していただいたうえで、引き続き「乙女の海上護衛戦記」を楽しんでもらえれば幸いです。
余談
最後に、ミリタリー系交流サイト『WarBirds』を利用されている皆様に最大限の謝辞を。
参考資料が見つからなかった際にAnsQのコーナーで何度か質問をさせていただきましたが、その度に少なくない方たちから回答をいただきました。特に海外の艦艇については、この場で教えていただいた資料がなければ現在のような形にすることが出来なかったと思います。(つい先ほども、駆逐艦の人員配置について良質な資料を紹介していただきました。時間を割いて探していただけたと思うと、本当に頭が上がりません)
いささか場違いな気がしないでもありませんが、この場を借りて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。