潤『おはよう』
作者『……と、書くのが一番シンプル。誰が喋ってるか明確だし、テンポも良い』
潤『あいさつ一つで語られる俺の利便性』
作者『でも例えば──』
潤は朝日を浴びながら、ゆっくりと語りかける。
『おはよう』
潤『……なんか文学的じゃね?』
作者『でしょ!?こっちは【雰囲気重視】! 表情、空気、動作と一緒にセリフを“演出”できる』
潤『けど誰が喋ったか、ちょっと分かりづらい?』
作者『そう! “演出”を優先すると【誰のセリフか読者に伝わりづらくなる】って問題があるの』
潤『あ〜〜モブとか増えてきた時、地獄じゃん』
作者『だから私はずっと「名前なしでも伝わる」理想を追ってきたけど……』
潤『新章、キャラ増えすぎてついに──』
作者『ギブアップしました(泣)』
潤『結果、俺の名前めっちゃ増えてる説』
作者『潤『潤『潤『潤『潤『潤『』』』』』』状態』
潤『怖い怖い怖い!!!』
作者『というわけで、“演出重視”か“わかりやすさ重視”か──日々悩みながら執筆しております』
潤『読たん……名前いっぱい出ても、見捨てないでね……?』