691話 「魔人の騎士 その3『共感視』」
アップ予定です。
実はアンシュラオンの前世の記憶は、あまり出したくはないんですよね。といってもストーリーを展開する都合上、そのうち出さないといけないので、すべては出しませんけど小出しでやっていきます。
前に衛士の銃を触ったときに「前世では撃ったことがない」と言っていると思いますが、それは事実です。前世(大日本帝国時代)で彼が人を殺めた時は撲殺と刀で斬って殺しています。
あと、クロスライルと生きていた時代が違います。クロスライルは十年戦争後の日本で暮らしていました。その彼のほうが先にこちらの星に転生していますが、霊界では時間の流れが地上とは違うので、一瞬で四十年とか経過したりします。
そういった経緯もあって、霊界での修行した時期が少なく、早めに転生したのがクロスライルということです。アンシュラオンのほうが当時でいえば昔の人です。
一応、十年戦争時も魔人機は存在したのですが、あれが編成されたのは長島辰之介が配属されていた一部の陸軍特殊部隊で、秘密兵器みたいな扱いでした。
もともと大日本帝国の魔人機は、燃焼系世界からの技術輸入によって作られたものです。戦後は戦勝を誇示するために公開されましたが、当時は機密扱いだったということですね。
大日本帝国の世界では戦闘機があるので、戦争自体は現実世界にけっこう似通っていますが、武人の質は燃焼系シリーズより圧倒的に劣っています。
そのあたりは別のシリーズなので直接リンクさせることはあまりないとは思いますけど、一応の設定でした。
そんな感じです。
ではまた!