153話で二人が制服を着てきた理由の小話です。
ちなみに栞さんは詩ちゃんという女子高生とお付き合いしています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330648659144413/episodes/16817330648659209478(※参照 反転世界の修復師)
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「し、栞さん! 今度夢の国デートしませんか!!?」
夢の国? あぁ……千葉の埋め立て地のことか。そういえば私行ったことなかったっけ。
「いいけど私── 「キャー!! ありがとうございます!! 夢の国デートといえば制服ですよね!! 私制服で行ってもいいですか?」
制服? 一体なんのことかしら…………
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「というわけで葵、夢の国を事前に調査したいの」
「シオちん初なんでしょ? せっかくならお初をあの子に取っておけば?」
「嫌よ。三十にもなって行ったことないなんて幻滅されたくないもの。それに……」
「それに?」
「……せっかくなら喜ばせてあげたいじゃない」
「シオちん……可愛くなりやがって…………。よーし、この葵ちゃんに出来ることならなんでも言ってね」
「あの子、制服着てくって言ってたんだけど……みんな着てくものなの?」
「そういう人もいるよね。いーなー、私も一回くらい制服で夢の国したかったなぁ」
「じゃあする? 私も予行練習したいし」
というわけで153話へ繫がります。
ちなみに葵さんが真似した世界的ネコは、小さなゲームセンター等で見かける“出来立てのポップコーンはいかが?”という台詞と共に、赤いリボンをつけ青いオーバーオールを着た世界的ネコが歌いながらポップコーンを作っているアレです。
次回は夢の国ショートです。
ショートなので主役二人以外出す予定はありませんが(勝手に出てくる可能性はありますが)、お隣のお酒が飲める海エリアなので栞さんにはまさに夢の国なのかな、なんて思ってます:D
余裕があればこうして小話裏話を載せたいなと思ってます。
いつもお読みいただきありがとうございます。
関係ある方もそうでない方も、良いGWになりますように⸜(๑’ᵕ’๑)⸝