このお話は、こっそり地元が舞台になっています。
キャラクターやストーリーから練ったものではなく「いつか必ず無くなってしまう建物」を見て思いついたお話なので、舞台は全てが実在。
万知子の家は、今、私が住んでいるシェアハウス(建物の構造は別のおうち)
隣のジジィ、商店街、うどん屋さん、白塗りのハイツ、公園、喫茶店、駄菓子屋……もちろん花火大会も、ちゃんとあります。
何の観光資源もない田舎を、どれだけ魅力的に書けるかを課題にしているので、2章からは少しづつ景色も変わり、お店も増え……()
最後には、読んで下さる方に「懐かしい」「無くなる前に行ってみたい」と思って貰えたら、成功かと思います。
ストーリーの基盤については、そこそこ重めにしてます。
解決までが非常に厄介でややこしい。ヘタレと頑固が多いからなかなか進まない。
それをひょいっと、、乗り越えられないのが、由貴と波知。
ひよこに関しても当初は出す予定が無かったんですが、波知があまりにもヘタレなので……
2章でもサポート役として登場するので、可愛がってやって下さい。
由貴と波知のバックヤードはほぼほぼ出切っていますので、2章からは千草のターンになります。
のんびり古民家ライフとは間逆のハードさになりますので、オウ!と思う方は読み飛ばしましょう。
結末はもう決めてますが、心の傷を抉るのと、逃がして守るのと、どちらが正解なのかは正直わからないです。
きっと、逃がして守る方が、優しくて暖かいお話になるんですが……
何はともあれ、見守っていただけましたら。