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第92話を更新しました。/ラクリマの恋人

最近更新頻度おそくってすみませんんん
ラクリマ最新話更新しました!

第92話「師の背中」です!

すでにマシュマロやらコメントやらツイッターやらで嬉しい感想いただいてます、ありがとうございます!

(ほとんどの感想「良いヒロピンとボコボコでした」みたいなニュアンスの感想でした)(相当嬉しいですありがとうございます)(ボコボコいいよね)

前回アルマの兄貴が登場してきたので、だいたいどんな展開か予想つくとおもいますみなさま。そうです兄貴によるフルボッッコタイムです。

兄貴は一部の方々からやたら人気なので、私もイキイキと書かせていただきましたふふふ(不穏な笑み)

正直セシリアのピンチ書いてる時とトキが苦しんでるとこ書く時が一番たのsげふんげふん。

あ、そろそろこの章も終わります!
あと二話で終わる予定なんだけど年内いけるかな〜……!

カクヨムコンにも参加しておりますので、ラクリマも(望みは薄いんですが笑)応援していただけるとありがたいです!

ではでは!

2件のコメント

  • 遅くなりましたああああああぁぁぁぁぁぁぁっ(滑り込み)
    れ、例の…その…参考にしたブツを持って来ました意味不明だと思うんですけど…地の文君だけ見ていただければ「おめー、このあたりパクッただろ(嘲笑)」なところがわかる…かもしれません。

    一応簡易説明を置いておきます…(いそいそ)
    (意味不明でごめんなさいほんとごめんなさい…(嗚咽))


    オズウェル:栗色の髪の青年。20歳。
    ルーシー:オズウェルの幼馴染。銀髪。20歳。
    ハインツ:「ハロウィンはトリックオアトリートという台詞にあやかってエロいいたずらする日」と堂々と公言した男。オズの上司で28歳。
    フィディール:ハインツの上司。純粋で穢したらいけない気がすると言われた22歳。
    カヤ:ハインツの部下。品行方正で優秀・有能。24歳。

    ・なお、上記キャラは主人公とヒロインではありません(えぇぇぇぇぇ…)
    ・オズとルーシーは本編では一回もきっすしてません(え?)





     微笑ましい、というより奇妙なものを見る目で二人のやり取りを眺めるルーシーに、ふとオズウェルは呼びかける。

    「……ルーシー」
    「なに?」
    「その……えと……」
    「なによ」
    「だから……」
    「だから?」

     気まずそうに言いよどめば、さっさと言いなさいと言うように怒ったようにも見える顔で促してくる。
     オズウェルは躊躇いがちに切り出した。

    「……頬っぺた、触っていい?」
    「え?」

     目を丸くするルーシーにすかさずオズウェルは慌てたようにまくしたてる。

    「いや! 別にやましい気持ちがあるとかじゃなくてだからそのティアの頬っぺたをフィディールさんがやたらと触ってるからそんなにいいものなのかなっていう興味っていうかそう興味! これは純粋な興味であって――」
    「いい……わよ」
    「へ?」

     恥ずかしそうに目線を逸らしながら、ぽつりと聞こえた声。
     空耳かと思いきや、目の前には頬にかかる銀色の髪をわざわざ耳にかけるルーシーの姿が。その頬はほんのりと赤く色づいている。
     とっさに「なんだ、結構乗り気じゃないか」と内心でほっとしたような少し浮かれたような気分で、その手をそっと伸ばす。

     興奮と緊張で高鳴る鼓動を感じつつ、オズウェルはルーシーの頬に手を当てる。
     触れた瞬間、ルーシーがぴくりと僅かに身を強張らせる。感じたように。

     ――しっとりと柔らかく、それでいて包み込むように暖かい。

     オズウェルの手の平にあっさりと隠れるルーシーの頬。その滑らかな肌の触り心地を堪能するように、指で頬を撫でまわす。
     頬と同じようにルーシーの身体はどこも柔らかくて気持ちいいのだろうか。そんな陶酔めいた妄想。
     恥ずかしそうに身じろぎをしたルーシーが甘い声を上げる。

    「もう…いいでしょう……?」
    「うん……」

     そう頷きつつ、オズウェルはルーシーの頬に手を当てたまま、吸い込まれるように薄紅色をした唇に親指で触れた。
     途端、わかりやすくルーシーの肩が跳ねる。初々しい反応に喉が鳴りそうになる。

    「ちょ……」
    「ルーシー……」

     低く囁きかけながら二度、三度、彼女の唇を指の腹で柔らかく押しながら撫でる。愛しげに。
     僅かに開いたルーシーの唇の間から小さく漏れる吐息は切なげな艶を帯びていて、たまらなく欲を掻き立てる。

    「お…ず……」

     南国の海を思わせるようなエメラルドグリーン色の瞳が戸惑いと恥じらいの間で揺れる。その中に、微かな期待と熱が灯っているのを見逃さない。
     不意にゆっくりとオズウェルは顔をルーシーに近づけた。一瞬、何かを察したようにルーシーが狼狽える気配。だが、徐々に近づいてくるオズウェルの顔を見るや、ゆるゆると瞳を閉じていく。まるでこの先の出来事を待ち望むように。

     お互い、瞳を閉じ、その距離がゼロになる――直前。


     ――だんっ!


     間近で響いたのは、派手に床を踏み鳴らす音。
     思わず目を見開き、静止する。
     恐る恐る横を見れば、ものすごい剣幕のハインツがそこにいた。
     瞬間、オズウェルは反射的にぱっと手を離してルーシーから離れる。
     すると、ハインツが地の底から呪うような低い唸り声をあげてきた。

    「おーまーえーらーなー……」

     わなわなと肩を震わせた後。
     大音声で、烈火のごとき一喝。

    「そういうのは本編でやれ本編で!」
    「「は、はい!」」
    「わかったら解散!!」
    「「はい――!」」

     蜘蛛の子を散らすように、二人はそれぞれ違う方向にぴゅーっと逃走するのだった。

     そして。

     オズウェルとルーシーが一目散に逃げ去った後。
     ハインツがやれやれと冷や汗をぬぐう仕草をする。

    「あっぶねぇところだった。ほんとあの作者オズとルーシーちゃんのカップリングが応援されてるのをいいことに調子に乗ってやがる! ここでそんなもんかましてみろ!? どうすんだよほんと! っていうか、わざわざこのためだけに男が書いたと思われる年齢制限小説と女が書いたと思われる年齢制限小説見比べて、女が多分ドン引きとか気持ち悪く思わないだろうっていうラインを適当に分析して、あえてのオズ視点であれぶっ込んでやがんだぞほんとその努力別のとこに費やせ! 背景にその努力費やせ!」

     ぜーはーと息を荒らげて激怒するハインツ。
     そんなハインツの背中に落ち着いた様子で話しかけたのはフィディールだった。

    「……本編未曾有の危機を救った――と見せかけて、お前、単なる八つ当たりだろう。本編で女と絡めてないから」

     ぼそりとフィディールが指摘したころで。

    「うっ、う……っ」

     さめざめと泣きながらハインツがその場に膝を抱えてうずくまった。

    「泣くなよ…。大の大人が」

     呆れたように言えば、ハインツはがばっと起き上がった。

    「だって酷くね!? 酷くね!? お前もオズもエルスもそれなりに女の子抱きしめたりクソガキに至ってはベッドイン(※単に添い寝してただけです)してたりしてるっぽいのにオレだけ特別扱いかよ一度も女と絡んでねぇよ何だよ!」
    「第三楽章でティアを抱きしめただろう?」
    「あんなもん女と絡んだうちに入るか! ああいう感じでいちゃつきてぇんだよ! オレのカヤぁぁぁぁぁぁっ!」

     と。

    「どうしたんですか?」
    「……カヤ」

     もはやご都合主義的に登場する彼女に、フィディールは何を返せばいいのかわからない。
     カヤは床をだんだんと拳で叩きながら号泣しているハインツを眺め。

    「……どうしたんですか?」

     いつものことかと諦観と呆れを滲ませながら問いかけてくる。

    「その、オズウェルとルーシーが良い雰囲気だったのを見て、本編でなぜ自分は女性と良い雰囲気にならないのか、と文句を言っているというか」

     フィディールがオブラートに包んで説明すれば、ハインツがぎゃんぎゃん叫んでくる。

    「オレとカヤのあだるとでせくしーな展開は常に期待されてっだろうが!」
    「いや、別にそういうのは……」
    「やったら読者様を一発|悶絶《KO》だと思うぜ?」
    「一発|退場《アウト》の間違いだ。レッドカードでレーティングを確認される前に問答無用で追い出されるぞ。短い人生だったな」
    「想像力豊かだな。さすがむっつり」
    「誰がむっつりだ!」
    「な、カヤもそう思うだろ?」
    「そこで話をカヤに振るな!」
    「まあ、実際どうなのかは知りませんけど、あるいは童貞でしたら大半はこんな感じの反応をするのでは?」

     ごっふっ!

     瞬間、盛大にフィディールがむせた。
     口の端を引きつらせながら顔を青ざめさせたハインツが悲鳴じみた叫び声を上げる。

    「カヤ、うちのお子ちゃまをいじめないであげて!?」
    「え?」

     カヤがやや当惑気味にげほげほと咳き込むフィディールを見た。

    「その、いじめないでって……」
    「一応、こいつレイリコのピュア(?)枠担当なの! 二十二歳の男とは思えねぇほど純情なの! オレはともかく童貞とかその手の単語はお前は言っちゃダメ! って言うか言うな!」
    「……普段はこの手の話題でフィディールをからかっているくせに、珍しいですね」
    「女から『私の今日の下着の色は何だと思う? 当てたら見せてあげる。当てられなかったら、スカートめくって見せてあげるからたっぷり見ていいわよ』っていう感じのセクハラ受けて本気で泣きそうな顔してる可哀想な男がいたら、そりゃ助けるだろ! 男心は繊細なの! オズみたいな男は助けねぇけど!」

     慄いたように叫ぶハインツがフィディールの背中をべしべしと叩く。
     労わってくれているのかもしれないが、今は逆効果だった。げほげほと咳が悪化するばかり。
     ハインツが哀れみの目を向けてくる。

    「ほれみろ今もこんなにむせて……」

     これはお前のせいだ。そう内心で反論する。
     するとカヤが申し訳なさそうな顔をして謝罪してきた。

    「すみませんフィディール。品性に欠けた発言で驚かせてしまったみたいですね」
    「いや…大丈夫だ……」

     無理やり喉の奥から声を絞り出す。

    「カヤ、お前レイリコの良心とか品行方正とか公序良俗とか言ってっけど、時折さらっと下世話な単語ぶっ込んで来るよな。以前「どこで種まいて来たんですか」とか言いやがったし」
    「ああ、そういえば、そんなこともあったな……」

     フィディールが疲れた目をしながら虚空を見やる。





    お粗末さまでしたあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(逃走)
    失礼しましたぴゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………(遠ざかるエコー)

    追伸

    このオズは、ルーシーに「キモチイイって言ってごらん? 言ったら、もっと気持ち良くなれるから」とか言ってさる読者様を屍にさせたことがあります(どうでもいい)
  • ここ、こここんこんばんはー…(おそるおそる)

    まずはお返事、ありがとうございますっ(伏せっ)
    そしてお返事なくて大丈夫ですとお伝えするの忘れててすみませんでした…(汗)
    あと、私の近況ノートはチャットルームという名の無法地帯なのでどうぞお好きにやらかしてくださって大丈夫ですので!!(と言っても、あの累積コメントと中身を見ると「え? これここにコメント置いちゃっていいの…?(当惑)」となると思うのもわかってるつもりなのですが)
    過去の変動制近況ノートの累積コメント(途中にネタバレありまくりですけど)をご覧になれば、久遠悠をほったらかしそっちのけでトルコ食器がどうとかル〇シアがどうとかトーキングしているような方々もいらっしゃるんで(事実です)気にしないでやってください!!(懇願)

    で、で、で、お返事を私の近況ノートの一番下にもとんと置いておきましたので、お暇な時にでも…どうぞ!!

    (あと誤字事故やらかしました。「方向」ではなく「報告」です、すみませんんんんんっ!)

    失礼します!

    追伸

    こ、このプチSSは…そのっ、ご迷惑でしたら削除してやってください大丈夫ですこれいきなり見た人びっくりするんじゃないのかなぁって思うので!!
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