うーむ、と思う物がいくつかあります。
まずは、台詞から始まる作品です。
しかしこれ、大概があまり良い効果を発揮していると思った事がありません。
何というか、毛嫌いしている訳ではないのですが、何か意味のある演出になっている物を見た事がなくて…。
映画の出だしなんかを見ると、出だしにちゃんと意味を持たせている物が多いんですよね。
それを考えながら読んでいるからなのか、これはどうしてこういう始まり方にしたんだろう?とか、なんでこのシーンから始めたんだろう?と色々考えてしまう。
そしてそこに意味を見出せないと、うーむ(-_-)となる。このシーンいるか?と。
私が知らない良作には、台詞始まりでも意味のある演出が出来ている物もあるんだろうか?
相当突飛な台詞を言わせるかしないと興味を惹かれないだろうし、とても大きな賭けになる気がする。
大概は最初の台詞は主人公や主要な登場人物の物になるから、その人物の人となりを表せられるのだろうか?でもそれは台詞でないといけないんだろうか…。地の文のが出せる情報量は多いと思うのです。(雰囲気もかもせるし)
台詞始まりで始まるって事は、構えたカメラが発言者の顔のドアップから始まるって事ですよね。
映像として捉えた時に、あまり情緒を感じないし、コメディ作品としてもあまり練られている物とは私は思えないのです…。
台詞始まりの作品を、有効的に使うにはどうしたらいいんだろうか?(´-`)うーむ
あと気になるのは序盤の情報開示の順番です。
序盤の情報開示を説明文でするの、いつも見る度に勿体ないなと思ってしまう。せっかく演出出来るシーンなのに、と。
①解散寸前のスポーツチームの勝敗をかけて、最後の試合が行われている。
②キャプテンから怒号が飛ぶ。仲間の目が血走っている。一歩足を踏み出す度に、心臓が破れそうだ。
①キャプテンから怒号が飛ぶ。仲間の目が血走っている。一歩足を前に出す度に、心臓が破れそうだ。
②解散寸前のスポーツチームの勝敗をかけて、最後の試合が行われている。
上記は小説っていうか簡単な出だしのプロットみたいな感じで書いてますが、記載する順序は後者の方が良い気がしています。
何をやっているんだろう?なんでこんなに必死なんだろう?から入った方が、読者を惹き込みやすいのではないかと。
この順番、出だしのみでなく色々な場所で重要になってきますよね。
これが正しく配置出来てるだけで、説明文が驚くほど減らせる。
情報提示の順番って、ホント気遣うし、難しいですよねー。
あとその他気付きとしては、ただの情報の羅列は主観を入れさせて語る
逆に感情を伴う物事が起きた時は、ただ事象を説明する
こうした方が、色々と想像する余地が増えてくれる気がする、と思いました。
以上、今月の気付きでした(´ω`)