正にコロナのせいでと言うかお陰でと言うか、新型コロナが発生しなかったら、私自身もエッセイも俳句もやる事も無く、これまで道理に本来の仕事をしていたであろう。
女房の胃がんは発覚しても、これと言って問題も無く通常の暮らしであったと思う。
多分半世紀以上の鉄工所の親方として、それまで同様に自信過剰気味に今でも多方面との取引を続行していたであろうと思うのである。
然しコロナで全ての事が大きく変わったのは、他の多くの人達とは全く違う意味で私自身を大きく変えてしまった。
考え方や他人への思いやりや、国の在り方や世界の在り方まで、根本から変えられ、これも又私自身にどのような結果をもたらされるかも不明である。
それまでの成るように成るでは済まされない自分がここに居るのだと言うより置かされていると言った方が正解かも。
そんな気分で毎日カクを続けたい。