千津ちゃんの病の話。
いきなり泉が斬り込んでいるのに違和感あるかもしれないのですが、これは私の後悔を込めて。
病であれ障がいであれ、本人がそれを自分なりに理解しているのは、すごく大切なことだと思います。
それを周りも、同じように理解できたら。
私は、そこに踏み込めなかった。
そのことに、今も後悔が残っています。
それを、語れないものにしてはならない。本人から、切り離してはいけない。
無理に、語れということではなくて。
それも含めて、丸ごとがその人なのだと、受けとめられたらと思うのです。
今回取り上げた自律神経失調症は、ストレスが絡む病です。
そう言うと、何か弱々しいイメージがあるかもしれません。
けれど、私は、それはその人がすごいパワーを持っていることのように感じます。
自分の内に向かえば、時として自分を傷つけたり、そのことで苦しんだりすることもあるのでしょうが。
そのパワーが外に向かい、解放されたら、その人は普通だったらできないこともやり遂げてしまう、そんなすごいパワーでもあるように思うのです。
その真っ直ぐさ、ひたむきさ。
千津ちゃんが持つ、強さを、描けたらいいなと思います。