十二月は枯葉の季節です。雅やかな時代には枯葉の様々な色に一つ一つ名を付け「朽葉四十八色」と呼びました。木の葉が黄色からはじまって赤や茶色に移ろうことを「黄冬」といい、それで十二月師走の異名を「黄冬・おうとう」とも呼ぶそうです。
十二月なら師走だろうと(師は学校の先生ではなくお坊さんだそうです)安心するのはまだ早いのです。十二月は謎に満ちています。「親子月・おやこづき」なんて、わかりそうで分からない。「弟月・おとづき」は、一月を「太郎月」と呼ぶので十二月は末っ子だから「弟月」だというのですが、そしたら二月から十二月まで全部「弟月」じゃん。どうするんだ。「窮冬・きゅうとう」は、すごく困ってそう。切羽詰まった感が伝わって来ます。「春待月・はるまちづき」はほっこりします。
そしてカクヨムコン開催に盛り上がる月ですね。一に体力。寒くともコンディション崩されませんように。わたしは短編で参加する予定です。