我が家はお盆が七月なので、昨日十六日が送り火でした。モクモクと盛大に焚くと火災報知器が鳴ってしまうので、お線香で細々と。
身近な大人達が少しずつ鬼籍に入る年齢になりました。死ぬことが身近になってきたと云ってもいいかも知れません。幼い頃は死という、なんだか分からない真っ暗なものが恐ろしかった。ねえ、みんなは、恐くないですか？ 死ぬのって。或る日、この体も思考も無になっちゃうんですよ。どうして平気で「暑い日はガリガリ君だよなー」とか言ってられるんですか。「人間はDNAの乗り物だから」と言った人がいますが、遺伝子を次世代に渡したら、もう用無し？ なんて話題ももう青臭いのかな。
有名人が亡くなってSNSの功罪が問われていますが、いま生きてそばにいる人を笑顔にしようよ。スマホ壊れちゃったら存在すら無になってしまう奴らの戯言なんざ捨てっちまえよ。どれだけの人があなたの笑顔に救われたのか、知りもしないで勝手に死ぬなよ。あの優しい人に限ったことではないけれど。