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フィン感100本到達! だから統計をとったよ!

 このたび、フィン感で掲載した感想本数が100本に到達しましたー!
 わーいありがとうございまーす! これも応募・支援をはじめとした皆さんの支えあってのものだと思います! ありがとうございます!
 もちろん私自身の継続的な努力も! よくやってるよフィンディル!

 (なお100本というのはファンボックス移転後からのカウントです。移転前も含めると実は110本)

 100本到達おめでたいということで今回、過去100本のフィン感の「得点」「満点」「方角」の統計をとってみました。数えてみましたよと。
 手作業で数えました。ひとつひとつ数えるなんて長丁場の作業になるかと思いきや30分で終わったよ。数え間違いがあっても大目に見てください。
 なおサンプル数は100個なので、数がそのまま%です。ただし諸事情により「方角」だけは全て足しても100に届きませんのでご了承ください。

 それではひとつずつ見ていきます。まずは「得点」から。

―――――――――――――――――――
得点

95以上:0
90  :2
85  :30
80  :58
75  :8
70以下:2
―――――――――――――――――――

 私としてはイメージ通りの結果になっているのですが、皆さんはどうでしょうか。80点が60くらいあって、85点が30くらいあるだろうなというイメージそのままでした。
 とはいってもフィン感の得点では割と遊びをとってまして「75に近い80」「間違いなく80の80」「85に近い80」も全て80点に分類しています。85点も同様です。
 なので得点上は80点や85点で同じだけど実際の品質感は全然違うよね、というのは普通にあります。「78点で80点扱い」と「82点で80点扱い」の二作品は、実際は80点と85点くらいの品質差がある。
 そもそもフィン感は(80点と85点に集中していることからわかるように)一点一点にかなり重みがある得点付けをしています。それを敢えて5点刻みにして遊びを設けていると。
 なので大体の目安と思っていただければと思います。

 上のほうに目を向けると90点が二作出ていますね。2/100ですね。
 フィン感を特訓の場ではなく力試しの場と捉えられている方は、是非90点を目指していただけばと思います。90点は二作しか出ていませんが「90に近い85」は五作くらいは出ている記憶があります。
 そして90点をとれた方は是非95点を目指してほしい。
 一方、公募で賞をとったりプロになるうえでは85点をとれていれば十分なイメージがあります。よほど質を求める公募などでなければ、わざわざ90点をとらなくても85点でもいいだろうと思います。あとは公募の性格に合致させれば。プロとして活動するうえでも大事なのは90点をとることではなく、100%の確率で85点をとる安定感だと思います。
 ただフィン感は公募やプロの下部機関ではありませんので、フィン感に応募するならば是非ともより高い得点を目指してほしいなという気持ちがあります。「85点もいいけど90点を目指そう!」みたいな趣旨の感想コンテンツを得られる場は、アマチュアがアクセスできる条件ではフィン感しかないと自負しております。

 下のほうに目を向けると75点がぽろぽろとありますね。
 正直、作品を読んで75点だなと感じると、感想お断りが過ります。どうしてお断りが過るかというと、経験上トラブルの発生確率が上がるからです。
 ですので逆に考えると「75点だけどフィン感を書いてもらったよ」という方は私に人間的に信頼されていたということになります。もちろん感想執筆段階は、という但し書きがつきますが。
 なのでそこでちょこっとほっこりしてもらえると、私も嬉しいかもしれません。


 続いては「満点」の統計です!

―――――――――――――――――――
満点

115以上:0
110  :3
105  :16
100  :81
―――――――――――――――――――

 これは私ちょっとだけ意外でした。105点がもう少し多いかなと。25くらい。110と合わせると20弱ですので、そう考えるとそんなにずれているわけではないかもしれませんが。皆さんはどうでしょうか。
 また得点と合わせた私のイメージでは得90>満110>満105>得85の順で難しいと感じているのですが、それが数字のうえでもその通りなのはちょっと面白かったです。数字先行でイメージが作られているのかもしれませんが。

 ちなみに満点は「その作品の可能性」と私は定義していますが、その定義が理由で、満点は方角の影響を受けやすいです。
 「大衆にとってわかりやすい面白さ」を重視する北向きは、一般的に満点が低くなる傾向があります。北向きは可能性の追求ではなく、確かな面白さを提供するのが優先されますから。ですので北向きで満点が105以上は、少なからず(他北向き作品とは異なる)突き抜けたものがあると考えられます。
 「創作の可能性を追求する」を重視する東向きは、一般的に満点が高くなる傾向があります。創作の可能性を追求する方角なのですから、作品の可能性は高く評価されやすい。ですので東向きなのに満点が105以上に達していないものは、そもそもの方針が物足りないかもしれません。
 また西向きは(北向きと比較して)可能性が地続きに見えやすい傾向があるので、やはり満点105が出やすいと思います。単純に北向きとは人口密度も違いますしね。
 ですので満点の受けとり方については、方角との兼ねあいで考えてくださればと思います。

 また得点との兼ねあいも重要で、満点は高いのに得点は平凡の場合は「形式・実力に分不相応な題材を選択している」危険があることに注意が必要です。この場合は満点の高さはむしろ指摘になっています。
 満点の上昇に伴なって得点も上昇している、が基本的には良いバランスだと思います。

 と話してきましたがそもそもフィン感の満点表記は可変式ということを知らない方もいらっしゃるかもしれません。可変するんですよ。100が一番上じゃないんですよ。
 なので得点が高くなった人は、次は満点を高くすることを目指してもいいかもしれません。満点が可変な以上、ゴールはありません。
 ちなみに全ての作品は100点になりえるという思想上、満点が95点以下になることはありません。


 最後は方角の統計です!

―――――――――――――――――――
方角

真北 :60
北北西:19
北西 :7
西北西:1
真西 :1
北北東:4
北東 :3
東北東:1
真東 :0
西南西:0
西南 :0
南南西:0
東南東:0
南東 :0
南南東:0
真南 :0
―――――――――――――――――――
(お伝えしたとおり、全て足しても100にはなりません)

 これも私は少し意外だったのですが皆さんはどうでしょうか。北北西は30くらいあると思ってたんですよね。予想より少ないなと。こちらも北西と合わせると26ではあるのですが。真北60はイメージ通りです。

 これを見るとわかるのですが、やっぱり真北と北北西によってweb小説は支えられているのですよね。web小説に限らないかもしれませんね。
 普通は真北、純文学っぽくすれば北北西、振りきれば北西。そんなイメージがあります。人が集まるところに人は集まりますから、それが摂理かもしれませんね。
 また個人的に引っかかっているのが、西より東のほうが少ないということです。個人的に「西よりも東のほうが希少」というイメージは持っていないので、応募数に偏りがあるのはちょっと意外なんですよね。東にカウントされている半分くらいはHan Luさんお一人ですしね。
 それが理由なのか東っぽい作品が来るときゃっきゃきゃっきゃはしゃいじゃう悪癖を私は直さないといけない。
 フィン感の名前が東向き界隈に届いていないということかもしれませんね。

 南半球は当然のようにオール0カウントです。
 まだ真東も0なので、まずは真東に誰か国旗を立ててほしいところですね! 真西は今年の最初に山口さんが立ててくださったので。面白かった。
 とは言いますが、無理に合っていない方角を狙う必要はありません。真北が得意なら今後も真北で応募してください。方角の幅は、創作者にとってそんなに大事ではありません。ご自身の方角で、今後も創作活動を楽しんでくださればと思います。



 ということでフィン感の統計をとってみました!
 それぞれの概要のおさらいみたいになってしまいました。皆さん、イメージはどうだったでしょうか。これが多いんだね少ないんだねあるんだねないんだねなど印象に残ることがございましたら、コメントを残していただければと思います。
 とにかく、フィン感は100本に到達しました!
 フィン感のコンセプトである「得点の孤独」「方角の孤独」の両者に寄りそう感想を、今後も書いていければと思います。最近褒められるばかりだけど自分としてもっと上手くなりたい、誰も面白さを理解してくれないけど自分としては価値があると思う、そんな孤独を掬えるような感想を今後も書いていきたいと思います。

 200本到達でお会いしましょう! バイナラ!(古)

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