女性の心理考察~愛の実在と認知的不協和理論による錯覚の幻滅。
西山貴文
検証)
命題1
「女性は愛情と言う保証を得られて、はじめて安心してセックスできる(2015、斎藤)」。
は真か偽か。
Rem
女性のオキシトシン分泌
Rem
命題1を真とする。
反論)
しかし、命題2
「(愛の無い)駄目な男でも惹かれてしまう」
自主的な人と依存的な人はお互いに求めあっている。
Rem
*不倫が辞められない
カリギュラ効果
反復強迫
Rem
駄目な男A - + + B - - +
女 性 + + + + + +
愛 情 - - + - + +
Phase
Table 1 駄目な男と愛情の錯覚
女性は駄目な男を嫌い、愛情を求めるのを初期値とすると、実際に駄目な男と関係するとAの様に、愛の無い駄目な男を「好き」に成った自分と、愛を尊ぶ自分との間に認知的不協和が起こり、結果此れを低減させるため、駄目な男に愛があると認知するようになる。Bは愛の無い駄目な男に愛があると錯覚した結果、駄目な男を好きになる(関係する)と言う場合である。
反駁)
結論として女性は(愛の無い)駄目な男とでも安心してセックスする事が可能である。この時実際に愛が在る無いと無関係に女性は(愛の無さそうな)駄目な男に「愛が在る」と認知する。則ち命題は認知的に真であるが存在論的には偽の可能性がある。
*女性の愛の認知は錯覚である可能性もある。
女 性 A + + + B + + +
愛 + + - + - -
錯 覚 + - - + + -
Phase *1 *2
Table 2 愛の実在と錯覚、錯覚の幻滅と分別
実在の愛=錯覚の愛、で等しく価値がある段階から、錯覚の愛が其れが錯覚=錯覚の愛であると幻滅した*1幻滅の段階に至った時、実在の愛と錯覚の愛との間に認知的不協和が起こり、実在の愛≠錯覚の愛と言う*2分別の段階に至る。則ち実在の愛の認知に至る。∵此の認知的不協和は実在の愛と錯覚の愛と女性の三要素から成る認知的不協和だからである。
幻滅せずに知識として実在の愛≠錯覚の愛を知っている時、3フェイズ目ではじめて幻滅する事に成り、幻滅の代わりにセックス等により錯覚し続けると、其の背徳的状況からカリギュラ効果が発生し、且つ反復強迫が発生する可能性がある。認知的不協和状態が続くので、苛々、滅裂思考等の症状が発生する可能性がある。錯覚の強化因子が強力な場合、愛の実在が否定されたり、未分化状態へ退行したりと言った精神過程が観られる可能性が理論上有る。
結論)
結論として、命題は認識論的にも存在論的にも真である。が存在論的には成立し難く、認識論的には錯覚有り得るので存在論的に偽である事もある。