好きな女が消えて一年を超えた。
妙に印象的な去り際が忘れられなかったが、転属ということで、安心していた事もあり、逢えずに一年があっさり過ぎた。ふとした事で彼女を思い出した。結婚の話だったかもしれない。もう会えないのだなと思った。一目会って見てみようという気が起きた。逢わずに終われなかった。行動に出た。と言っても大したことではなく同僚に安否を訪ねてみた。驚いたことに、知らない、という。一人ではなく三、四人に聞いてみたが同じ答えだった。きつい職場故入院を考えた。答えは此処でもネガティブで、入院患者にはいないそうだった。とうとう失踪を疑うようになった。此処まで全て現実である。
始めから居なかったかのような対応。
経歴抹消でも食らったのか。
すると何らかの理由で。
破産。
経緯は未だ不明だが何処かでは生きていてくれそうだった。
湯没か、所在国外か。ハウスキャットか。
少々探していた。未だ全然見つからない。
まるでフィクションのようだと思った。
と、Quest Citizen を地で行くような設定で行動してました。描写不能なことも含め。
私事そのもので恐縮ですが、まだ続きそうです。
設定が事実かどうかも未だ不明です。