既読の方にはわかるとおり、キャプテンはファンデルワールス力を割くことができる異能使いです。その他にも、卓抜した指揮能力とエンジニア的な素養、冒険心、ユーモア、タフさなどを持ち合わせた、口の悪いキムボール・キニスンという感じでやりました。
特に人心掌握や他人への命令お願い工作、機械の操作などをマルチタスクでこなし、最大効率でぶん回すことができます。
異端尋問官ですが、この人はキャプテンのお目付け役です。キャプテンのことを信頼していますが、豪放磊落で人が良すぎる彼に近寄る邪な心持つものを遠ざけるような動きを取ることも少なくありません。
彼の持つツヴァイハンダーは、聖別された超高速振動による切れ味の強化を持つだけでなく、超高速振動によるジャイロとしても機能します。
僅かな質量の剣ですが、角運動量保存の法則により、後述する少女の持つ力、コリオリ力を操作するための軸となっています。
それ以外の異能は重力加速度の操作によって、擬似的に宇宙を飛ぶことができるのと、その速度をかなり強力に制御できる力を持っています。ツヴァイハンダーは重力加速度を操作する際に、方向舵のようにも使います。
そして、多芸だった少女ですが、コリオリ力に介入します。彼女自身の持つ聖印と異端審問官のもつツヴァイハンダー。この2つの軸回転座標軸の中心とすることで、見かけの力を働かせることができます。主な用途としては、ベクトルに沿って移動しているものの軌道を曲げることができます。
じつは脱出時にキャプテンによって行われた指示の中で、獣のかけらの軌道にも介入しています。他の星系の人口密集地をさけ、政治的に配慮された過疎地域に向けてベクトルをそらしてくれました。実にMVP。
消化しきれなかった設定の供養はこちらでおしまいです。
その他の用語はほとんど、古橋秀之のサムライ・レンズマンを読めばわかるかと思います。そのあと、E.E.スミスのレンズマンを3冊読んでいただければわたけしの野望はかないますので、スペオペに興味を持った方はこちらへどうぞ。