色素生物は行く先々で文明のある星に立ち寄って略奪の限りを尽くしていましたが、クロハがブラックウィングとして潜り込んだ後はあまり表立って略奪行為はしなくなりました。
彼が星々の文明に使者として自ら赴き、色魔殿を動かす為に必要十分なエネルギーを渡してくれさえすれば我々は危害を加えないとあらかじめ交渉する役を引き受けるようになったからです。
戦闘民族たるプライドが高い色素生物にとってこの手法はあまり誉められたものではなく、実際色魔殿内では不満も多かったのですが、突然押しかけて暴れ回った挙句奪い取るより遥かに効率がいいことと、侵略したければ本物の色杯を見つけて、色素生物自体の再祝福を行なってからでも十分間に合う、という最もらしい理由をつけて彼がミカやジレンの後押しを借りつつ色素達を説得し、どうにか宥めていました。
気が向いたらこんな感じの裏設定を近況記事にてつぶやきます。Twitterだとどうしても字数制限があるので、悪しからず。