執筆していても公開しないと、存在が消えやすくなりますね。
我が名はハバネロ、完結ブーストで皆様に見ていただけて大変嬉しく思います。
ありがとうございます_(:3 」∠)_
さてここから知りたがっていた方もいたので、我が名はハバネロのネタバレを少し。
ネタバレを気にする方は読まないように!
【以下ネタバレ注意↓長文です。】
基本的にパタパタが描く物語の登場人物は彼ら彼女らの意思を持っています。
以前、まったくの別の登場人物でこんなことを言いました。
「たとえ誰かが僕を動かそうとしたとしても、そんなことは知ったことじゃないね。僕は僕だよ。
誰かのなにかだったことはただの1度もないよ」
その前提で。
当初メラクルは死ぬはずでした。
初期設定のメラクルはいまのメラクルと違い、ほんのすこーし真面目なお姉様で、ほんのちょっとポンコツではなく、ちょびっとだけ頑固ではありませんでした。
そんな侍女でした。
彼女はどちらにせよ、物語の基点であり、ハバネロとユリーナが心を通わせるキッカケになる存在でした。
ですので、メラクルが死亡していると我が名はハバネロはもっとシリアスな話になっていて、ハバネロがユリーナと心を通わすのも、もっと遥かに困難になる予定でした。
その流れでおそらくハバネロも最後には死んでいたんじゃないかなと思います。
しかしいざ物語が始まり、なんど描いてもメラクルはやっぱり、いまのメラクルの性格だったと思います。
なお、当初のお姉様侍女のメラクルだったとしても、メラクルはハバネロに恋をしていました。
ただそれは心に秘めて過去の回想で匂わす程度で、彼女も死ぬまで誰にも気持ちをバラしませんでしたが。
いまのメラクルもバラす気はなかったはずです。
あのメラクルなのでところどころで感情が漏れてバレバレだっただけで。
余談になるかもしれませんが、ハバネロがメラクルを嫁にしたのは物語上でも話した通り、打算的な部分もありますが、それ以上にユリーナと心が繋がると同時にメラクルもまた心が通じ合っていたからでもあります。
あと世界観として恋愛観ぬきで貴族が一夫多妻なのは当然であり、また状況からみても、世間からみても、ハバネロ本人からみてもメラクルを振る方が不自然過ぎたというのも大きかったのです。
ただそれでもハバネロはギリギリまで自分の運命にメラクルを巻きこむか悩んでいました。
それが決戦直後の119話の「……付いて来るからには、覚悟をしてもらうぞ」のセリフでした。
ちなみになぜ、初期設定よりもメラクルが真面目なお姉様ではなかったことが生き残るキッカケになったかは説明できますが、さらに長くなるのでこのぐらいにしておきます。
追記:ですのでメラクルがポンコツだったことはパタパタとしてはまったく想定していなかったですが、メラクルはきっと最初からあんな娘だったのでしょう。
直近の次回作は寝取り浮気だけど純愛の話か、コンテスト用のポンコツ令嬢が暴走するギャグ恋愛物のどちらかを予定してます。
その後にファンタジーの長編を描きたいなぁと。
では、今後も応援していただければ幸いです。