最近アップした『メリーさんの贈り物』ですが、この作品をよそで発表した当時は、ジャンル選択に困った挙げ句「ホラー」にしました。
しかし実際、ホラー要素はさほど強くなく、というかむしろほぼ怖くない。こちらでアップするにあたり、こりゃ「ホラー」は選べないなぁ、と迷ってしまって「恋愛」を選びましたが、スルーされっぷりを見ると、この選択も間違ったようです。
人生って、喜怒哀楽があるじゃないですか。たくさんの感情があるじゃないですか。そういう豊かな感情の交差する物語を書くと、一つのジャンルを選ぶのに躊躇してしまうんです。
「ホラー」や「恋愛」って、そのジャンルから読みに来ようとする読者の方々からしたら、そのジャンルにステータス全振りされた物語をご所望なイメージがあります。
私の作品は、そういう特化された物語ではないです。どちらかというと器用貧乏ななんでも屋に近い感じの物語。英雄譚では主役ではなく、主役を後衛からサポートするような、困った時には別の役割もできちゃうような、魔法使える盗賊とか、戦闘要員でもある僧侶とか……あ、いや、そこまで有能ではないですが。
ところがカクヨムさんには便利なジャンルがあったのですね。「現代ドラマ」という(取説読まない派なので、今日発見しました)。これは自分にとっては良い落としどころかもしれません。ただ「現代ファンタジー」も捨て難い。このジャンルで出された物語を見たら、これでもいいのかな、とも。
なので、「メリーさんの贈り物」とあと「闇鍋」の方も、ジャンルを「現代ファンタジー」に変えてみた、というご報告でした。
追伸:カクヨムさんは、他の小説投稿サイトよりも小回りがきく気がします。