「紅に染まる黒」次回で最終回です

圭とかおるのお話し「紅に染まる黒」は次回で最終回です。

「袖ぬるるこひぢと知りながら」。この章のタイトルは、源氏物語の登場人物である六条の御息所が詠んだ歌を取り入れています。

『袖ぬるるこひぢとかつは知りながら
 降り立つ田子のみづからぞ憂き』

嫉妬に狂いながらもどうしても愛する人を諦めらずに苦しんだ六条の御息所の痛みを、かおると重ね合わせて書きました。

早く最終回を書きたくて1話にだいぶ詰め込んでしまいましたが、楽しんでいただけると嬉しいです。

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