明日、『真実のエイナローセ』を出します。
今回から第二部です。
第一部では地球と星系カルムグスだけが物語の舞台でしたが、第二部では、更に様々な星系が舞台になります。
例えば、
■星系ハペラント(鷲座 HR7542)地球から一一八〇光年
■星系ソールクナー(鷲座 TYC 1062—2056—1)地球から一二三一光年
■星系コルネイサ(ケンタウルス座 Θ星/メンケント)地球から六〇光年
■星系セレカイネ(南十字座 BZ星)地球から九八二光年
■星系タイヤン(太陽系)
など。
今回、ミアちゃんの故郷『霧深き』惑星ジュヴィト=ムナのある星系コルネイサが出てきます。そして、地球でも再び戦いが。
また、ミアちゃんが恐れている敵、『無敵』『死神』と言われる侯従騎士たち、そして彼らの主である『神の如き』藩侯司、太陽系を含む星域を支配するノマイニセ・クワランヴァデトが登場します。戦えば死亡確実なため、ミアちゃんは彼らとは対決を避け続けます。少なくとも第三部以降も含めて当分は直接対決はありません。
そして、『真実のエイナローセ』という宝石についても解説されます。皇帝だけが使用できる悪魔の兵器『神乃手』(ベデュアマーハ)についても。
第二部では様々なパターン、武器、戦士の戦闘が展開されますが、目玉はクライマックス。射剱・第五型『大気粒子』(フゥアイリヒン)の戦闘です。第一部の戦闘で登場した射剱・第三型『灰色雫』(デールポリン)とは基本性能が段違いな上に、見えず、レーダーに映らず、ミサイルでもレーザーでも倒せない。撃墜不可能な武器同士が闘えばどうなるか?
その闘いの後、潤はある決断を迫られます。第一部で「死亡」という結末に導いた、あの選択にも劣らない、重大な決断を下します。
取り敢えず今回は第一話、短いですがプロローグ、そして第二話、最凶の敵の話を続けて公開です。