私は結局本職にはしなかったのですがコンピュータ屋でもあります。ですから同じ機能が実現可能なら軽い方が正しいと思っています。ハードもソフトも。
物語もそうです。書き手が思い入れを入れ過ぎて重くなってしまったお話は、読み手側から見れば読みにくいものになってしまっている事でしょう。精神的に疲れるから次に読むときは飛ばしてしまう。そうなるのはある意味当然だと思っています。
読む側としては作られたカタルシスなんていりません。やる事やった事思いついた事をどんどん実現していって、最後めでたしめでたし。気持ちよく読めるしそれでいいじゃないですか。皮肉ではなく本気でそう思っています。
さて、何故こんな事を書いたかというと、つまりは今書いている部分が重くなってしまったのですよ。『ひっそり静かに……』の110話付近、10月終わりくらい公開分ですけれど。
どうもフミノ、割とくそ真面目で重い性格のようでして。39話で少し重い事を考えたかと思うと、74~75話と何かくそ真面目に考え込んだりしてしまう。そしてきっと110話はもう少し重くなります。
それにしても何故こうなるのでしょうかね。書き手は体重こそ重いけれど性格はむしろ軽くてアバウトな方だと思っているのですけれど。主人公なのに書き手とかなり考え方も性格も違ってしまうのですよ。ついでに言うと書き手は閉所恐怖症なのにフミノは囲まれた感じの場所が好きだったりしますし。
そんな訳で今のうちに謝っておきます。ごめんなさい。110話は重くなります。