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「飛び交うタバコ入れ ~八十年前に見た芝居の興奮、今も鮮やかに~」を公開しました

熱気にあふれた戸外の仮設演芸場。
「証文だぁ、証文だぁ」の掛け声とともに、観客席のあちこちから舞台に向けて、ものが投げ込まれる。
チップをくるんだ懐紙が乱れ飛ぶ。これは理解できる。しかし腰につけていたタバコ入れから始まり、丸めた帯やら、はては着ていた着物までが飛んでゆく。
いったいこれはどういうことなんだ。
初めて芝居を観た小学生の私には、とても理解のできないおかしな光景でした。

「人生旅日記」第六弾。子どものころ、初めて見たお芝居の思い出です。

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