昨日はいろんな方から近況ノートに反応をいただきました。ありがとうございました。
おかげでぼくは今、ほっこりしています。
さて、昨日のは、衝撃的な内容だったと思います。
僕も調べてる途中からガッカリしてましたけど、なんであんな風になってしまったのか考えておいた方が良いのかもと思ったので書きたいと思います。
あの調査で9割の方に入ってしまった作品は大きく2パターンに分けられるんですよね。
1つはちゃんと要項を読んでいたけど調べが甘かったグループ。
で、もう一つは要項も読まずにとりあえずタグだけ貼った戯け達。
前者は「気持ちの入れ方が足りなかったね」で済ませられると思うのですけど、後者はそれ以前の問題でして、中には途中で力尽きたであろう作品もありました。
ですが、僕が問題視したいのはそれらではなくて、webで人気になった作品を応募した人達です。
そういった人達の作品って文字数オーバーは普通だし、あらすじが少ないのはあたりまえでした。
で、なんでこうなってしまったのか考えたんですよ。それで行きついた答えが、もしかすると、彼らは「俺すげえ」て思ってるのではないのか、という仮説です。
「人気になった俺すげえ」てなったらモラルを失って自分本位になるのではないか。たまにニュースになる人気youtuberの迷惑行為。
それと一緒だと思うんです。
小説家って、原稿を編集の方に見せて、色々意見をもらって修正を繰り返して、さらに校正の方にも見せて誤字を修正して、それでやっと出版してそこから人気になるんです。なので、人気になれたのは出版社の助力があったからとわかっているはずなんです。
でも、僕が問題視している彼らが人気になったのは完全に自分だけの力(運も大きい)。これ、結構危険だと思いません?
自分本位になっても仕方ないと思うんです。
でも、自分本位の人が書いた作品って面白くない。それはその作品が読者ファーストではないから。
もしかすると、出版前に人気になることはそういったリスクがあって、作家としてあまりメリットがないのかもしれません。