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『書いてください』って変だと思う

 お前の水夫です。

 最近、カクヨムで違和感を感じていることについて、ここに吐き出しておこうと思います。

 私は3年以上も読み専をしていました。

 そして読み専の頃は、他の方がやっている自主企画について無視していました。『小説を探す』というメニューで充分足りると思っていたからです。検索条件を工夫すれば、人気に関係なく読みたい作品はいくらでも出てきました。

 ところが書く側に回りますと、他の方の自主企画に参加させていただく機会が増えました。
 自主企画に参加した方が、作品を読んでもらえることが多いのだと知りました。

 今回はその自主企画についての違和感なのですが『書いてください』という企画が多すぎではないでしょうか。

 絵ではない、文字なのだから自分も書いてみよう、と思い私は作品を書き始めました。

 好きな作品に対して、早く続きを書いて欲しいですといった気持ちが失せ、作者様にはただ健康で長生きして欲しいと、心から願えるようになったのは良い変化だと思います。それぐらいに、書くことは大変でした。

 理想の物語を著すことを夢想するのであれば、勇気を持って書き始めるべきだと、私はそう思っております。

 ところが、私のような考えとは逆に、自分の考えた設定で作品を書いてください、という様な自主企画が散見されるようになりました。それで私は違和感を感じるわけです。

 失礼ながら、主催者様の言う『自分の考えた設定』とは全部がどこかで見た内容であり、考えたというよりは、記憶から掘り起こしてきたというべき内容でした。すでにある物の継ぎ接ぎと言うべきでしょう。

 それならば、いっそのこと自分で書いた方が良いのではないかと思ってしまうわけです。
 時間が無いのはほとんどの人が同じです。
 拙いからですとか、余計な批判を浴びたくないから、というのは随分と自分に都合の良い言い訳なのではと感じてしまうのです。

 カクヨムでは、ほとんどの人が素人で、同じ立場のユーザーです。プロではないのです。
 運営サイドのように、ユーザーの妙な希望を掬い上げる義務はありません。

 世界が自分の為に何かやってくれても良いと思うのであれば、そういう作品を書くか、または探して読んでくださいというのがカクヨムという場のルールだと、私はそう思います。

1件のコメント

  •  まぁ、無邪気なんでしょう。

     私も以前、1回だけそういう企画を立ち上げたことがありましたが、自分自身を含めて参加者はありませんでした。自分で少しは書き始めてはいたんですが、完成させるには至りませんでしたね。

     やはり文才も時間も乏しいけど書くのが好きな人が書き手として参加しているのがカクヨム(およびその他の小説投稿サイト)でしょうから、アイディアが無くて書けないなんてまるでスランプに陥ったプロ作家みたいな人はまずいないし、他人の妄想に面白半分に絡んでいって持て余している文才を浪費できるほど時間と暇を持て余している人もいない。そんな時間があれば自分の作品を作りたいし、アイディアなんか他人に恵んでもらおうとも思わない。どうせ恵んでくれるなら書く時間か、自分が書きたいと思っている物語や世界をどう描くのが面白くなるかといった技術か、あるいは自分の書いていることは正しいのか確認する考証をしてくれる知見をお願いしたいところでしょう。

     ただ、読み専の人にはそういうのは分かりません。書き手の人に関わって関係を築きたいとか、そういう欲求を叶えたいだけなんだろうと思います。書き手から見るとそういうのは、見ず知らずの他人の子供が「あれやって」「これやって」と公園とかで絡んでくるようなのと同じで、可愛らしくはあるし本当に自分に余裕があるなら空いてしてあげたいけど、正直やめてほしいですね。
     個人的にはタグに〇〇を付けてくださいという注文や、自分のXにコメントを付けてくださいといった類の自主企画も同じだと思っています。

     タイトルだけで内容を予想して開いて見てみたらソレだと、ハッキリ言ってガックリします。


     自主企画にもタグ機能つけてほしいですね。読み合い企画か本棚企画か、はたまた発注企画かといった大まかな傾向だけでもページを開く前に判別できるようにしてほしいです。
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