こんばんは、みなさん。
未登録迷子と童話世界、なんとか完結いたしました!!やったね!!!
忘却の図書館で詰まっていたのですが、ちゃんと鞘に収まりました。一安心です。
作中で描けなかったちょっと細かい設定を載せようと思います。
★人喰いの森エリア
白頭巾と狼、森の動物たちが仲良く暮らしている。人間は白頭巾だけ。白頭巾は盲目の少女で、か弱いが動物たちと会話したり植物を操ることができる。
★オカシの家エリア
人喰いの森の奥にある。ヘンテルとグレーゼルという双子の姉弟。見た目は幼いが優秀な魔女と一緒に、とっても美味しいお菓子を作って、いろんなエリアへ売り歩く。そのお菓子には不思議な力が宿っていて、傷を治したり熱を下げたり眠りやすくなったり身体能力があがったりする。
★灰被りの城エリア
球体関節人形たちのエリア。シンデルラと王子様、優しい継母とその娘たちが城に、たくさんのぬいぐるみたちは城下街に住んでいる。人形やぬいぐるみたちがメンテナンスするときに生み出す人形の涙という希少な宝石が有名だ。
★泡還りの海エリア
人水姫たちが住む海の世界。美しい歌声、穏やかな波音、踊る魚たち。然し油断をするな、彼女たちと果たせない約束をしてはいけない。果たせなければどんなに遠くに逃げようと隠れようと必ず泡に還ってしまう。母なる海のチカラを宿す彼女たちは実に恐ろしい。怒りを買えば、津波を起こし呑み込んだものすべてを泡に還してしまうだろう。
★偽愛の薔薇エリア
美獣と醜女が愛によって拓いた花園。醜女とはいうものの、彼女は美しい。ただ、顔の左半分が爛れており、左目は濁っている。美獣は毛並みは美しかったものの見た目は見にくい野獣であった。野獣は醜女を愛し、醜女は野獣を愛していた。しかし二人が本物の愛を手に入れたのならこの花園は枯れてしまうだろう。ふたりは花園を愛していたから、このままでもいいと思っていた。
――そういう『呪い』なのだ。
★猛毒の果実エリア
七人の小人と苹果姫が住むエリア。みんなで苹果を育てている。苹果姫が素手で触れた食べ物は皆猛毒になってしまうから彼女はいつも手袋をしている。苹果姫自身や、小人たちには効かないが、細心の注意を払って苹果を売りに行っている。
★不思議の街エリア
ハートの女王が支配する街。トランプ兵が巡回しているが、特に厳しいルールはなく、みな自由に暮らしている。正解も間違いもこの街にはないし、そもそも間違いを正すようなモノはここにはいない。空を魚が泳ぎ、鳥たちが海を泳ぎ、花たちは歌を歌い、食パンの翅を持つ蝶が飛んでいるようなところなのだ。
☆忘れられた図書館
この世界の中心で、心臓部と言ってもいい場所で、世界のすべてを記した本と、本物の物語たちが眠っている。普通、童話人たちは立ち入ることができない。
あのコのことは世界の誰もが知っていて、誰もが愛していて、誰もが恐れている。愛しい寂しがり屋の幼いあのコは、今日も新しい"童話人"を生み出している。
こんなところです。
楽しんで読んで頂ければ幸いです!
ではまたお会いしましょう!
2021/04/11 21:11