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<短編2> 「15歳のクリスマス」 画像あり

 これはとある父娘の話。


「あのね、わたしね。ずっと知らなかったんだよ」

娘は父に向って話を始める。

「えっ?何の事だろう?」

急に話を振られた父は何の事が判らず、尋ねた。
父の返事を聞いて、娘は次の言葉を紡いでいく。

「わたしが4歳か5歳の頃にねサンタさんからプレゼントくれたでしょう?」
「そうだね」
「ぽぽちゃんっていう人形なんだけど、覚えてる?」
「よく覚えているよ」
「それでね嬉しくて次のクリスマスも楽しみに待っていたんだ。そしたら、パパがプレゼント持ってきてくれたでしょう?」
「うんうん」

娘の嬉しそうな表情を見て、当時の記憶がふつふつと思い出されていく。
この暖かな表情が急に鳴りを潜め、娘の声のトーンが落ちていく。

「でも、わたしの枕元にプレゼントが無かった。それはどうしてだろう?私何か悪い事をしたのかな?」

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続きは短編集の方をご覧ください。

久しぶりの投稿になります。
クリスマスに合わせて書いてみました。
どこにでもいる、普遍的な少女の心情を書いてみました。

(イラスト かなり昔リハビリで描いたマウス絵です

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