和歌ヂカラ最終話がつい先ほど更新されました。
締め切りもあってか、初めて完結まで持って行けた作品です。
ここまで読んでくださった方々に感謝を!
この作品は小学生の時の考えたお話を練り練りしてできました。
以下、裏話などです。(※ネタバレあります)
〇キャラの名前の元ネタなど
コトハ、オトはそのまま言葉と音から。
ハクロはなんとなくで考えましたが、あとから「白(ハク)」と「黒」の二つが一緒にあるのが彼らしいなと思いました。
明日乃は不老不死(明日が永遠に来る)ことからつけています。
〇オトについて
オトは明日乃と出会う前はカクリヨに住んでいました。
家族と一緒に……ではなくある名家の養子として。
というのも、彼女の祖先はハクロの襲撃でカクリヨに逃げ込んだ者たち。
運悪く、行きついた先の治安は最悪。
数代は持ちこたえたものの、オトが生まれたころは生活ができないほどに達していました。
せめて娘だけは、と彼女の両親はオトを名家に差し出し、見事当主に気に入られて養子として迎えられました。
妖術と知識はその家での生活で身に着けたもの。
月日が経ち十歳になったある日、名家の悪事(オトは関係ない)が発覚し被害者の妖怪たちによって家に放火されます。
その時オトを救出したのが明日乃。
ここで二人は出会い、カクリヨからウツシヨへ行き現在に至ります。
〇和歌ヂカラの初期
バージョン1(小学生の時考えたもの)
・主人公は狸ではなく狐(性格はコトハ)。
・歌術は1人で使うものでオトはいない。
・明日乃は龍と鬼のハーフで、刀を使って戦う。作中最強。
→主人公の活躍が映えないので変更
・ハクロは味方で明日乃の弟、頼れるお兄さん。配信者ではなく占い師。
・明日乃とハクロを狙う敵との戦いが主軸。
・敵に洗脳されていたが光堕ちして仲間になるお兄さんがいた。九尾の狐で、歌術の対になる「舞術」の使い手。
→舞の表現が私の実力では難しかったので変更
・日本各地で妖怪たちの事件を解決していくので、毎話舞台となる街が変わる。
→完結させなければならないので変更
・物語はカクリヨの小学校に通う主人公が、「明日乃の弟子」を名乗る男性に強制的にウツシヨに送られるところから始まる。
バージョン2(角川つばさ文庫小説賞用に考えたもの。今の一歩前)
・主人公を人間に紛れて暮らす狸に変更。
・舞術のお兄さんはもとから味方。「千夜」でバイト
・ハクロを黒幕にする。明日乃が「自分の弟」というレッテルを貼ることで封印した悪い龍。明日乃に執着。
→話が大人向けになりそうだったので変更
バージョン3
・歌術を二人で使うものに変更、舞術のお兄さんを没にしてオトを作る
・ハクロを謎のお兄さんにして、執着の対象をコトハにする
書きたいことが多くて長くなってしまいましたが、こんな感じです。
裏話はここまで。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
元々カク側ではなかったのでが、またお話を思いついたら載せようと思います。
では、またいつか!