ゆっくりゆっくりと流れていく
コーヒーカップの中に入っている
くるくるくるくるくるくる回る
宇宙を何度も往復する
ずっとずっと見守られていて
いつしか当たり前になっていて
そうやって何度も滅びてきた
メッセージは届いていたのに
ほうき星がその時を告げる
まだ準備も出来ていないのに
星の言葉は新しいノアを選び
僕らはまた置いてけぼり
まだまだ甘い汁はにじみ出るから
誰もがそれにしがみついて落ちていく
背中の羽に気付こうともしないで
約束された焼却炉の中へ
何度も何度も繰り返して
忘れた理由も忘れてしまって
いつから周りが見えなくなったのだろう
その優しい手には毒が塗られているって
知らないふりをして周りを道連れにしていく
一度握られたら振りほどけない
光の正体を疑えない
自分を助けられるのは自分しかいない
約束の時が近付いている
そんな夢を何度も見ている
無意味な数字があちこちで踊る
きっとそれは始まりの合図