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ギリギリのバランスで今も

 降り注ぐ光
 回り回る理
 さかなは空を泳ぐ
 とりは峠でまどろむ

 ガラスケースで見られてるのはどちらだろう
 不安定な心は立場を決められずいる
 いつも同じ事が同じでないだけで
 脆く崩れ去るこの奇跡的な

 いくつもの枝分かれの先に
 見えない幻を予言に頼っている
 心の光を信じられずにいて
 耳に届く遠吠えに怯えて

 ふわふわな床に
 バランスを保ちながら座る
 ギリギリの端っこで
 それだけしか考えられずに

 光が射している
 答えは出ている
 立ち上がればいい
 それだけの事なのに

 波紋が広がる
 誰もがバラバラで同じところを見ている
 不都合な事は喋らないまま
 目に見えるものも信じずにいて

 強く信じてしまった
 それがずっとこびりついて離れない
 とりになれなくて見上げる
 さかなになれなくてうたう

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