作品を書き終えたら多くの人は推敲すると思うんですけど、個人的には推敲で文章を整えても、元々の話が面白くなかったらあんまり人気には効果がないと感じています。それは多分作者1人が見直すだけだから、そこに問題があるのかなと思っていて。
色んな人の意見を聞いて内容を直す場合は、完成度が飛躍的に高まる場合もあると思います。それは一度公開しているから推敲と言うよりは改稿ですね。推敲の場合、変えるとしても読んでいて感じる違和感をなくそうくらいになるのではないでしょうか。少なくとも私の場合はそうです。
だからどれだけ推敲しても、実は人気にはあまり影響がない気もするんですよね。
そう思うのもですね、文章的に稚拙であっても人気の作品は評価を得ていると言う現実があるからです。誤字脱字が多かったり、多少文法おかしかったり、お作法が守られていなくても、元々の話が面白かったらそれはそこまでマイナスにはならないんです。読まれてますからね。評価されていますからね。
この現実を前にしたら、推敲しまくる理由も薄らいできます。書き終わったらすぐに公開したんでええんやでって意見も通ってしまうんですよね。
正直、自作に限って言えば多分推敲してもしなくても評価や人気は変わらない気がします。物語の流れ自体を大きく変えるような事はしませんからね。誤字脱字のチェックや読みやすさの調整くらいなものです。つまり、微調整でしかない。
そりゃ推敲で物語の流れを変えたり、不要な部分をバッサリカット出来るような人なら、推敲で完成度が上がって評価されるようになると言う事もあるでしょう。
逆に言うと、そう言う人以外は推敲の効果は微々たるものでしかないとしか思えないのです。
では何故私は推敲をするのか。答えは簡単です。性分だから。自作に誤字脱字があるのが許せないからです。って言うか微調整が好きなんですよ。
まあ趣味だからね。好きに楽しむのが一番かな。それで結果が出なくてもいい。どこまで言っても自己満足の世界。だから人気が出ないのかなぁ……。