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こう言うのは何て言ったらいいのかな?

 よく小説の技法で一人称とか三人称ってあるでしょ。で、主人公的な人じゃないキャラの視点で物語が進む場合、それは一人称なのか、三人称なのかって考えちゃって。これって定義が結構難しくないですか?
 
 三人称はよく神視点とか言いますけど、それはつまり神から見た一人称って捉え方も出来る訳だし、だからこそナレーション突っ込みがあってもいい訳ですよね。その物語を俯瞰して眺めている神様の心の声が描写されても。

 モブキャラの視点で物語が進む、自作で言えば魔法使いマールの日常がそれにあたります。上手くその設定を生かして書けていたのは序盤だけだけだったのですけど(汗)。
 こう言う視点の場合、一人称なのか三人称なのかどっちなんだろうって思っちゃって。皆さんはどう思います?

 個人的に言えば三人称感覚で書いてはいるのですけどね。だって視点がモブでも主人公はマールとかだし、そんなしょっちゅう地の文にとんちゃんの心理描写は挟まないし。
 最初のコンセプトではもっと使い魔の心の声を入れるはずだったんですけどね。

 人称の話の定義を語る創作論でもモブキャラとかの視点の場合の定義については、語っているものが少ない気がします。語る人は語っていそうですが。
 とは言え、主人公以外の主観で語られているなら、それは三人称って定義している人が多いんじゃないかなと個人的には思います。

 この辺りをもっと技術的に上手く書ければ、面白い一風変わった作品も書けるかもですね。いつかチャレンジしてみたいものです。

2件のコメント

  • 語り(ナレーション)の主が作品中の人物なら一人称。作品の外の人物(だいたい作者)なら三人称(もしくは二人称、四人称)って感じです。テクスト論だと。違うことをいう人もいるでしょうけど。

    主人公の一人称の中で、主人公が作中の人物から聞いた話を元にして、まるで三人称単視点のように語る部分を「復元話体」と名付けてる人もいます。

    人称、視点、語りの工夫は考えると面白いですよね。でもそう、作者の腕が良くなければ上手く書けないのですけどー。
  • 奈月沙耶さん こんにちは。

    主人公でなくても作品中の人物の視点であれば一人称なのですね。『復元話体』、勉強になります。作中の人物から聞いた話、ミステリとかで多用されてそうですね。
    そうそう、どんな視点であれ面白くなるかどうかは結局作者の力量次第なんですよね。もっと腕を磨かなければと思います。
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