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光が心のドアをノックする

 ずっとずっと染み渡る
 言葉の水が心の中に
 どこからか聞こえてきたメッセージ
 心の耳を澄まして

 波紋がいくつも広がって
 そのイメージは深い森
 命の豊かなところ
 やさしいうたがどこかで

 ここにいれば争いの声は届かない
 悪意の風にもさらされない
 閉め切った窓
 まるで時間が止まったかのよう

 静止した部屋の中で
 虚しい文字ばかりが乱反射する
 ただ目が滑ってく
 空虚なノルマをこなすみたいに

 仮想の楽園実験は
 多くの想定内で塗り潰されていく
 みんな好きな言葉をつぶやいていて
 右から左へ流れて何も残さない

 誰かそこにいるの
 助けを求めているの
 私は何をすればいいの
 一体何がしたいの

 時間が導く先に未来が待っていて
 あきらめた人達が道端で傍観している
 心の形が不安定になる
 また空から何かが降りてくる

 同じ事を繰り返しながら
 それでも何かは変わっていけているのかな
 窓を開ければ光が射していた
 ただそれだけで嬉しかった

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