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目覚めを待つ小さな塊

きらめく光る根源
誰もが目指す真理
眠りから覚めれば
幻が淡くはじける

何かが欠けている
手を伸ばし探し続ける
それは愛と言う都合のいい言葉
永遠に埋まらない欠損

どれだけ寝ても起こされる
夢の隙間から手が伸びてくる
キリキリとネジをまかれる
今日も自分の役を演じる

何度数えていても途中で忘れる
電子計算機に追いつけない
最後に残った切り札
それはいつだって頼りないもの

何をなくしたのだろう
これから何をなくすのだろう
恐れは頭を飲み込んでいく
都合よく利用されていく

計算で全て答えが得られるなら
この胸の中にある不確定要素
それは無視出来るほどの小ささ
常に裏側から騙されていく

空を見上げる
占い師が未来を見つめている
大地を流れるこの星の血液
あるものとないものとの境目

真理の目に見抜かれている
真実の口に射抜かれる
人形だった日々
滑稽な道化師の夢の中で

2件のコメント

  • 素敵過ぎます…
    投稿先間違っていませんか?
    (私みたいに😅)

  • あいるさん おはようございます。

    詩を評価してくださり嬉しいです。大丈夫、投稿先間違っていません。詩は近況ノートのネタがなかった時に穴埋めで書いているんですよ。溜まったら詩集として作品の方に出すかもです。
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