私、今説明台詞なしSSに地の文を書いて小説を完成させようプロジェクトでせっせと台詞の間に地の文を入れまくっているのですが、そこで完成した作品の中にハッピーエンドでもバッドエンドでもない作品がある事に気付きました。当然ながら巷で言うメリーバッドエンドでもありません。
こう言うエンディングって、何て言ったらいいのかしら?
強いて言えば通常エンディング? いや違うか。中途半端エンディングかな? 話が完全に落ちていないまま終わっちゃうんです。ハッピーエンドと言えるほど幸せにもなっていなければ、バッドエンドと言えるほど不幸にもなっていない。なんでもないその日一日がただ終わっただけ、みたいな。
そう言う終わり方を確実にしているのがSSの4番目の話。この話、ある日の部活動の情景を描いているのですけど、部長がすねて終わるんです。それだけ。これって何エンド? 自分で書いていながら定義が分かりません。
主役の部長がすねているからある意味バッドなのかもですけど、すねているだけなのでそこまで不幸じゃないし、報われている訳でもないからハッピーでもない。うーん。メリーバッドは主人公が不幸になるけど世界は救われたとかそう言う定義だから違いますわな。
この中途半端エンディング、日常物の話やシュール系4コマでは割とよく見られるオチではあります。落ちてない落ち。やっぱり命名するなら中途半端エンドが適切かなぁ。
主人公が頑張って困難を乗り越えるんですけど、本当はまだ乗り越えていなくて、その困難が再度襲ってくるのがSSその2のオチ。なのですけど、実はその困難はそこまでハードルは高くなかったりするんです。この話もハッピーなんだかバッドなんだかよく分かりません。
よくまあこんな話を思いついたものだなあ、私(汗)。
長編だったらもっとしっかり決着を付けて終わると思うんですよ。ただ、これらの話はみんな短編。テーマも決めずに取り敢えず書き始めたら、中途半端になってしまう事も珍しくはないですよね。
SSその4の話だって、長編にしたらちゃんと大会の結果まで描くから、しっかりハッピーかバッドのどちらかのエンドになるはずです。
ハッキリしないエンドは読者をモヤモヤさせる事でしょう。だから出来るだけ書かない方がいい気がします。今回そう言う作品を書いてしまったのはたまたま、たまたまなんですよっ!(汗)